2010-01-01から1年間の記事一覧

<椎茸作業・・・冬菌へ・・・>

<椎茸作業・・・冬菌へ・・・> 夏菌は10月で終了した。11月からは冬菌の収穫に入る。冬菌を専門的に言うならば、菌興240号という品種である。他にも冬菌はいろいろあるし、メーカーによってもそれぞれ違う。 しかしながら、我が家は昭和34年の生椎茸栽培開…

<椎茸作業・・・・夏茸の総括(二)・・・>

<椎茸作業・・・・夏茸の総括(二)・・・>以上が反省点であるが、それを克服することがレベルアップにつながることは言うまでもない。そんな中で、うまくいったことも結構ある。 第一は、販売対策である。何回もアップしているように、市場に出すつもりは…

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<椎茸作業・・・・夏茸の総括(一)・・・> ブログの更新をさぼってしまった。友人たちからも「ブログどうしたんだ」と再三言われて、「更新しなくては・・・」と思ってはいたんだがなかなかできなかった。 椎茸作業が忙しいのが原因なのには間違いないが…

<椎茸作業・・・夏茸大発生・・・>

<椎茸作業・・・夏茸大発生・・・> 今年の夏は暑かった。酷暑だった。その影響は椎茸だけではなく農畜産物全般にわたった。その根拠が明確でないとなかなか認めない気象学者さえ「異常気象」と認めた。 おかげで8月の売り上げは7月の半分となった。経営…

<農業問題・・・・「ふるい下米の表示と流通を考える学習会」・・・

<農業問題・・・・「ふるい下米の表示と流通を考える学習会」・・・> 先にアップした「ふるい下米」の内容は、秋田県農業者ネットワーク主催で開催された内容である。農協関係者、農家、農民団体、消費者、マスコミ関係者も集まり、結構盛り上がった。新聞…

<農業問題・・・・「ふるい下米」って知っていますか・・・>

<農業問題・・・・「ふるい下米」って知っていますか・・・> 生産者にとっても消費者にとっても「ふるい下米」って聞きなれない言葉です。 生産者は通常は「くず米」と言っています。「くず米」と言っては全く用立たず見たいなので、要するにふるいから落…

<農業問題・・・秋田農業の再生を考える会・・・>

<農業問題・・・秋田農業の再生を考える会・・・> 先に、昨年行われた県立大学の「農業再生講座」でその継続としての「会」についてはアップした。そして、具体的には受講者の中から参加者を再度募って、一人ひとりの会員の農業についての問題意識を発表し…

<椎茸作業・・・・高温で生育はストップ・・・>

<椎茸作業・・・・高温で生育はストップ・・・> 暑い、暑い・・・私だけでなく日本全国が暑くなった。これには参った。人間は死ぬわけでもないが(熱中症で亡くなる方もおるが・・・)椎茸の生育がストップしてしまった。芽は出てくるが大きくはならないの…

<椎茸作業・・・「腐敗・廃棄処分」・・・>

<椎茸作業・・・「腐敗・廃棄処分」・・・> 先に「夏茸」についてはアップした。夏茸にかかわらず、茸はその90%以上が水分で、それがために腐敗しやすい。冬ならいざ知らず、夏だとすぐ腐敗する。 菌床椎茸だと出荷する前に予冷して茸そのものを冷やして…

<椎茸作業・・・天地返し・・・>

<椎茸作業・・・天地返し・・・> 暑い、全く暑い夏である。その暑い夏が原木椎茸栽培にとっては大きなポイントとなる。 冬収穫する椎茸は、この夏から秋に掛けて原木の中に芽をつくる。だから、どれだけ芽を作る環境をつくるのか、ということになる。 何回…

<椎茸作業・・・販売出荷・・・>

<椎茸作業・・・販売出荷・・・> 収穫の苦労は以上の通りだが、収穫したとてそれが売れなければ何にもならない。原木椎茸を卸売市場には出したくないことは前々から述べていたが、じゃどのようにして売るのかということである。 地元の大きな直売所を一箇…

<椎茸作業・・・夏茸・・・>

<椎茸作業・・・夏茸・・・> 椎茸は夏はその収穫シーズンではない。自然の世界では春と秋である。しかし、それに逆らって夏も生椎茸を栽培し収穫する。 それは、自然の世界に反することだが、夏でも活発に活動する椎茸菌の培養技術がそれを可能にしたとい…

<椎茸作業・・・初浸水・・・>

<椎茸作業・・・初浸水・・・> 椎茸作業は連休も終わり、自然子(春子)の収穫も終わり、夏菌の収穫にはいる。夏菌というのは業界用語でいわゆる高温菌ということである。20度〜25度くらいの温度で繁殖する菌という意味である。この夏菌にはいろいろな…

<農業問題・・・「とも補償」の調整(二)・・・>

<農業問題・・・「とも補償」の調整(二)・・・> 前書きが長くなったが、このような経過で構築されたとも補償のシステムを今年から廃止するという。何を・・・と思った。廃止すればどうなるか、廃止はできっこない・・・と思った。 ことの経緯はこうだ。…

農業問題・・・「とも補償」調整・・・>

<農業問題・・・「とも補償」の調整(一)・・・> 民主党が政権をとって、生産調整の主体がJAから行政へと移った。今までは、町の水田農業推進協議会という町、JA他農業関係団体や関係者で構成された生産調整を推進する組織があって、その会長はJAの組合長…

<椎茸作業・・・黒松林・・・>

<椎茸作業・・・黒松林・・・> 私の原木椎茸にとっては、松林が生命線である。正確に言うならば、砂地の黒松林である。適当に水分があって水はけがいい・・・わかったような、わからないような言い方だが、これが最高なのである。 その松に開花時期を迎え…

<農業問題・・・公開講座「同窓会」・・・>

<農業問題・・・公開講座「同窓会」・・・> 昨年の11月から12月にかけて7回にわたって、県立大学の公開講座「秋田県の農業の再生」が開催された。その件については何回かアップした。7回のうち6回参加したが、その参加者で再度集まってなんかやろう…

<椎茸作業・・・椎茸祭り(二)・・・>

<椎茸作業・・・椎茸祭り(二)・・・> 天気も上々で青空の松林の中でのバーベキューは盛上がった。農協時代の友達、地域興しグループ、ユニオンの仲間、それに鶴岡からもきた。 先にアップした椎茸作業を指導しにいったところのグループである。彼らは、…

<椎茸作業・・・椎茸祭り(一)・・・>

<椎茸作業・・・椎茸祭り(一)・・・> 自然子が最盛期となるのは毎年4月の中旬である。その年の気温によっても違う。今年は御存知の通り、4月が寒くて桜の開花も1週間以上遅れた。よって自然子の最盛期も10日程度遅れて、ゴールデンウイークにも収穫…

<椎茸作業・・・春子・・・>

<椎茸作業・・・春子・・・> 「春子」ってこれは女性の名前ではない。原木椎茸栽培でもいろいろな栽培方法があるが、露地での収穫とハウス内での収穫方法に大別される。その露地で自然環境の下に自然発生させた椎茸は「自然子」と言われる。自然発生は主に…

<椎茸作業・・・井戸堀(二)・・・>

<椎茸作業・・・井戸堀(二)・・・> そうこうしてようやく、井戸と配管は完成した。試運転でも水は出てきた。予想以上の水量である。これだったら、十分すぎるくらいだ。この先は私の仕事となる。ホダ場での配管と散水ホースの設置である。結論から言えば…

<椎茸作業・・・井戸堀(一)・・・>

<椎茸作業・・・井戸堀(一)・・・> 先にも椎茸菌はカビの一種と説明したが、ホダ場ではそのカビが繁殖しやすい環境をつくることが基本である。つまり、適度な温度と湿度ということになる。とりわけ、湿度にはすごく敏感で過乾燥は良くない。 それで、必…

<椎茸作業・・・植菌指導(二)・・・>

<椎茸作業・・・植菌指導(二)・・・> 作業はドリルは私と施設の職員が担当した。危ないので通所者には任せられない。彼らは植菌作業と、原木の運搬を担当する。私が原木を井桁に組んでその上に角材を渡して、ドリル台を組んだ。 穴を開けた原木は台の下…

<椎茸作業・・・山形での植菌指導(一)・・・>

<椎茸作業・・・山形での植菌指導(一)・・・> 山形に私の友達がいる。彼は知的障害者の福祉施設の授産作業所に勤めている。彼が私が原木椎茸をはじめたことを知って、いろいろと研究したらしく、私もまた彼にいろいろとレクチャーした経緯もあり、彼の施…

<椎茸作業・・・植菌作業二・・・>

<椎茸作業・・・植菌作業二・・・> 予想通り、原木がなかなか入荷しない。つまり、植菌作業ができない。想定内だから仕方ないといえば仕方ないのだが・・・しかしながら、まごまごしていると、自然子の大発生と植菌作業が重複してしまう恐れがある。今年は…

<椎茸作業・・・植菌作業・・・>

<椎茸作業・・・植菌作業・・・> 原木椎茸栽培で最大のイベントはなんと言っても植菌作業である。コナラの原木にドリルで穴を開けてそこに椎茸菌の駒を打ち込むのである。この作業は、未だに手作業で重作業である。 私の作業段取りはこうである。購入した…

<ブログ雑記・・・青色申告(二)・・・>

<ブログ雑記・・・青色申告(二)・・・> 今年の申告は、全くの赤字である。第一収入がない。正確には「課税収入がない」ということである。退職金は少なくて課税範囲を超えていないし、失業保険は当然非課税だし・・・。 ただ、転作奨励金というか、全部…

<ブログ雑記・・・青色申告(一)・・・>

<ブログ雑記・・・青色申告(一)・・・> 今年も税金の申告時期になった。もう、20年も青色申告をしている。JAの職員時代は農業青色申告の指導者として、農家組合員に青色申告を普及指導してきた。その当時の農家にとっては私は今でも「先生」なのである…

<農業者ネットワーク・・・「基本計画」討論集会(二)・・・>

<農業者ネットワーク・・・「基本計画」討論集会(二)・・・> 会場からの質疑として、会津の女性が手を上げた。一瞬、私より早かった。一番前に座っていての挙手だったので司会者がすかさず指名した。これも山間地での農業の成功例の報告である。皆拍手で…

<農業者ネットワーク・・・「基本計画」討論集会(一)・・・>

<農業者ネットワーク・・・「基本計画」討論集会(一)・・・> 先日、仙台で「基本計画」の討論集会があった。 「基本計画」というのは平成11年に策定された「食料・農業・農村基本法」に基づいて5年ごとに見直し策定されることになっている基本計画である…