<椎茸作業・・・・高温で生育はストップ・・・>

秋田駒に登りました。ミヤマリンドウで

<椎茸作業・・・・高温で生育はストップ・・・>

 暑い、暑い・・・私だけでなく日本全国が暑くなった。これには参った。人間は死ぬわけでもないが(熱中症で亡くなる方もおるが・・・)椎茸の生育がストップしてしまった。芽は出てくるが大きくはならないのである。明らかに高温障害である。


 ホダ木は松林の25度前後のホダ場で十分灌水し、休養させて完璧なはずであるが、それを浸水して刺激を与え発芽させ大きく生長、収穫となるはずであるが、ハウス内の温度は30度を超えている。夜温も20度以下がいいのだが、まさに熱帯夜で25度を下がろうとはしない


昼と夜の温度差があれば何とか生長し始めるのだが、差がない。夜温が高すぎるのである。
 そうすると、芽は出るのだが、大きくはならない。茸は白くなって身が硬くなる。収量は6月の半分もいかない。参った・・・・。


 これも夏茸の一つのリスクなわけだが、そのために夏茸をやる人は少ないといわれる。ビニールハウスに遮光幕をかけ、その上からブルーシートをかけ、そしてなお、内張りとして遮光幕をかけているのだが、それでも室温は下がらない。


故に朝昼晩と水をかける。水をかけると一時期は3度程度下がるのだが、それも一時期で、一時間もすればまた上がってしまう。エアコンでもかけなければ温度は下がらない。

 椎茸菌は30度を超えれば菌糸の活動は止まるといわれている。35度にもなれば死んでしまうといわれている。だから、この夏はいかにして温度を下げるのかが戦いなのである。


しかし、この夏はどうしようもない。お手上げである。ちょうどお盆の時期。絶好の販売機会にモノがない。なんと情けないことか・・・・。仕方ない。涼しくなるまで待つしかない。