<

盛夏にホダ場で散水作業


<椎茸作業・・・・夏茸の総括(一)・・・> 


ブログの更新をさぼってしまった。友人たちからも「ブログどうしたんだ」と再三言われて、「更新しなくては・・・」と思ってはいたんだがなかなかできなかった。

椎茸作業が忙しいのが原因なのには間違いないが、だからと言って更新するだけの時間がなかったわけではない。「自分のブログだから更新するのは自分次第・・・人から言われて更新するものじゃない、という弁解も確かにあるが、さぼってもいいじゃないか・・・」という言い訳もあるが、要するに自分に負けたということじゃないかと思う。


 それはそれとして、再開するからにはこれからは頑張る決意というものも必要である。自分に対する反省でもある。


 夏茸は、10月で終了した。5月に初めて、10月までの6カ月頑張った。初めての経験で失敗も数多くあり、その分教訓もできたし反省もできた。結論からいえば、まずまずの合格点を自分に与えることができると思う。


 売り上げは、6か月で90万円であった。目標の120万円(月20万円)には到達しなかったが、その原因がわかったからである。 

最大の原因は、5月にほとんど収穫ができなかったことにある。3月に原木をホダ場からハウスに移し、ハウス内で育成した。しかし、そのハウス内の育成環境が間違っていた。間違っていたというよりはわからなかった、ということである。


室温25度前後で湿度80%と指導されたのだが、そしてメリハリのある日較差も必要だと言われた。しかし、湿度80%で25度という環境は実際体感してみないとわからない。80%の湿度は頻繁に散水していなければならない。25度という温度も3月段階でなかなか作れるものではない。繰り返すがこれはホント体感してみわからない。


 そのハウス内の環境を作り出さなかったため、原木内の芽の形成が遅れた。「空芽を作って、空芽が褐変しないと発芽しない」と言われていたが、空芽ができるということはどういうことでそれが褐変するということがどういうことなのか、わからなかったのである。それが原因で5月はほとんど収穫はできなかった。6月に入ってようやく理解できた。これが第一の原因。


第二は、この夏の暑さである。これだけの暑さなので、ハウス内を30度以内するというのはほぼむりであった.
遮光幕を二重にしてその上にブルーシートを張ったりもしたが、エアコンでも設置しない限り・・・そのため、キノコが生長しなく、芽が出てもすぐに乾いて大きくならないという現象が起きた。そのため、8月の売り上げは8万円とお盆という書き入れ時があっても収穫がなかったのである。


 第三には、9月の下旬の低温に当ててしまったのが収穫に大きく響いた。この夏茸は15度から25度の範囲が生長温度であるが、30度近くになってもそんなには影響しないが、最低温度を15度以下にしてしまうと生長がぴったり止まるのである。


今年の異常気象は9月の下旬に15度以下の最低気温を作り出した。ホダ木は収穫したら、一ヶ月くらいホダ場やハウスで休養させるのだが、春と秋はハウス内での休養なのであるが、夏は林内の涼しいホダ場で休養させるのである。ハウス内の休養では温度が高くなりすぎるから。


しかし、ホダ場での休養は急激な温度変化には対応しきれないのである。故に、ホダ場からハウス内休養に移行する時期を間違えた、というか失敗したのである。

9月が順調な収穫で売り上げが28万円なのに10月は20万円にもいかなかった。通常だと9月以上の収穫がそして売り上げがなければならないはずなのである。

 それでも目標の75%だから、初年度としてはまずまずと評価したい。