<農業問題・・・秋田農業の再生を考える会・・・>

秋田女岳から男岳の展望です

<農業問題・・・秋田農業の再生を考える会・・・>

 先に、昨年行われた県立大学の「農業再生講座」でその継続としての「会」についてはアップした。そして、具体的には受講者の中から参加者を再度募って、一人ひとりの会員の農業についての問題意識を発表してもらうことになった。span>


 そして、その会の名称は議論の結果、「秋田農業の再生を考える会」となった。

 
そして、誰が最初にその「問題意識」を発表するかということになり、周りの雰囲気からも言い出しっぺの私が手を上げざるを得なくなった。一人では時間が持たないので、卸売市場に勤めるIさんと二人で行うこととなった。


 Iさんは、私も知っている卸売市場で青果を担当している若手である。私の発表はなぜ農協を辞めて、椎茸をやったのかということがメインであるので、それが今の流通問題にも大きく関係してくるのでIさんとの話は噛み合うと思った。


 私の持ち時間は一時間である。だれかが「畠山さんは一時間では終わらないよ・・・」言っていたが、一時間も持たせるのは大変だと思いつつ話し始めたが、予想通り二時間近くかかった。


 私の話が二時間もかかったのではなく、話の合間に質問するKさんに対する回答などに多く時間がかかってしまった。Kさんの他にもいろいろと質問する人がいて、議論が尽きなかったというべきであろう。次のIさんの発表もあるので「打ち切り」という形になった。


 自分でも言うのは変だが、結構参加者の間ではインパクトがあったと思う。私以外の参加者は直接は農業に携わっていない人だから、「農業は儲けの対象としてはならない」という私のコンセプトが新鮮だったと思うし、それに対する質問も私にとってはすごく「新鮮」であった。


「菌床」との違い、スーパーでの原木椎茸の扱い、原木椎茸と「温暖化」の関係等々、一般消費者はわからないことだらけなのだから・・・・。


 Iさんは、秋田県の卸売市場で扱う県内産は30%程度にすぎない、という報告をメインに秋田産の青果物を増やすにはどうしたらいいかを熱心に語っていた。そして、市場流通と地産池消や直売の違いとその棲み分け、市場手数料などこれも業界人出なければわからない実態というべき事実を報告した。


 何れにしても最初の発表としては、参加者にはインパクトがあったと勝手に評価した。私は、近所に不幸があったため、懇親会には参加できなかったが、その懇親会でどのような議論になったか聞きたかった。


 毎月、1回この発表は行われる。全員が発表するには半年程度かかるだろう。

その後に何をするのかはわからないが、単なる勉強会で終わっては意味がない


秋田農業の再生について何らかの行動が必要な時なのだから・・・・