2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

<山形県高畠町の有機農業について>最終回

星寛治さんと対面 最後に、この高畠町の有機農業の「カリスマ」星寛治さんのことに触れないわけには行きません。 私も、この研修の最後の日程で、星さんのりんご園にお邪魔しました。そこには、先に紹介した「まほろば農学校」の研修生、20代から60代まで1…

<山形県高畠町の有機農業について>

課題と展望(その2) そのための課題を次に明らかにしたいと思います。 まず、この高畠町の有機農業には「営業」という仕事がありません。新聞やマスコミがその宣伝をし、それが「営業」の役割を果たしてきたのです。それは、積極的な有機農業を支持する消…

<山形県高畠町の有機農業について>

有機農業が町に与えた効果 この有機農業により、高畠町には様々な「経済的」も含め効果が上がっております。 第一に、高畠共生塾。毎年1〜3月に数回、各界の著名人を集めて講演会を実施しております。井上ひさし、佐高信などから大学教授まで・・・。参加者…

<山形県高畠町の有機農業について>

高畠町の有機農業の現状<60㌔で33000円の米> このような経過の中で、高畠町での有機農業者は増えました。現在では、地域ごとに8団体で高畠町有機農業推進協議会が組織され、100名近くの農家が会員として組織されています。一農家の有機農業の面積は20〜30…

<山形県高畠町の有機農業について>

◎有機農業をはじめたきっかけ 高畠町では、昭和48年に「高畠町有機農業研究会」が38名の仲間で設立されました。1960〜70年にかけての青年団活動の高まりの中で、農政問題や地域問題がそのテーマとなり基本法農政の中での近代化農政への批判、高まる米価闘争…

<山形県高畠町の有機農業について><労組の会議で・・・>

山形県高畠町の有機農業を視察研修してきました。 有機農業って今はやりでイロイロなところで、評判になっていますが、その定義は結構曖昧で、有機栽培とか無農薬栽培とか、「オーガニック」などとも言われています。 厳密に言うならば、「無農薬・無化学肥…

<今日の農作業><労組の会議で・・・・>

どうやって、クログワイを退治するか? これからの雑草との闘いは、これが最大の課題となります。 手作業で、田んぼに入って一本一本抜くのが一番いいのですが、今の時代そんなことをしている暇はありません。 完全有機農業(無農薬、無化学肥料)をやってい…

<今日の農作業>−−茎数が少ない!?−− 「集落営農について」

<今日の農作業>久しぶりで、「今日の農作業」をアップします。 田植から、ほぼ1ヶ月。稲の生育も順調なようです。ところがデス。JAの生育調査によれば、稲の茎数(ケイスウ=茎の数)が平年の46%という結果が出ました。つまり、平年の半分にも及ばない…

<今、JAの職場では>

「集落営農」って知っていますか(その3) <「集落営農」組織の立ち上げ方とその問題点> 果たしてうまく行くだろうか・・・・現場の担当者の悩み集落営農組織を立ち上げる上で、アンケートや農家の意識調査を十分にやる、ということがそのマニュアルに取…

今、JAの職場では

あなたは集落営農って知っていますか。<その2><JAとしては最大のビジネスチャンス> この「集落営農」の組織化には地方自治体が、最大限取り組んでいます。JAでもこれに関する一つの部署を立ち上げたりして、総力を挙げています。 「集落営農」とは40…

今、JAの職場では

「集落営農」って知っていますか。<その1>コメの価格保証などの国からの助成金は、今まですべての稲作農家を対象だったのが、来年より一部の担い手と集落営農組織が対象になります。それを「品目横断的経営安定対策」といいます。 要するに、国からの補助…

<今、JAの職場では>

<査定> 「本店から、営農センターに異動になった。本店時代は5年、業務にも精通していた。そこらの課長よりずっと仕事が出来た。そのためかはわからないが、評価は総合でA。ところが、営農センターきたら、仕事がわからなかった。初めての仕事だから、わ…

<今、JAの職場では>

人が足りない。 ある資材センター。 男性の係長とパートの女性2人。そのうち一人が6月から産休で休み。「二人じゃ、回らないですよ。仕事が・・・」 「一人がお客さん対応、もう一人に電話が来れば、何にも出来ない」 「昼休だって、ゆっくり食事も出来な…

<今、JAの職場では>

JAの購買倉庫のイメージって・・・・。 暗い倉庫の入っていけば・・・・。暗くて、そして、農薬の匂い、そして、ところによっては鶏糞の臭い匂い・・・・。「やっぱり、農協か!!」と思う瞬間。 「これをなんとかしようよ」 「お客様が、こんなところに入…