<今、JAの職場では>
人が足りない。
ある資材センター。
男性の係長とパートの女性2人。そのうち一人が6月から産休で休み。
「二人じゃ、回らないですよ。仕事が・・・」
「一人がお客さん対応、もう一人に電話が来れば、何にも出来ない」
「昼休だって、ゆっくり食事も出来ない。お客さんが来ればご飯をカミカミの対応だ。」
「請求書の配達や、貯金の集金で外へ出なければならないときは、一人になってしまう。」
「6時まで窓口を開け、と言われても交代人員は誰も来ない。毎日残業すればいいのか。残業代請求すれば、支払うのか?」
3人でもぎりぎりの職場。それが、二人に。恒常的な人員不足に拍車をかけた。毎日9時間労働にもほとんど残業がつかない。請求できないように上司にタガをはめられている。
「現場の実態を上司にぶつけたら?」「上司は、経費のかかることは曖昧にしたり、目をつぶったりするから、あなたたちが、残業を請求するとかアクションを起こさないと、上司は動かないよ」
「このままいつまで愚痴ばっかし、こぼしているのよ」
彼らはアクションはなかなか起こらない。そう簡単に起こるとも思えない。それでも粘り強く呼びかけていくしかない。