<今、職場では・・・・不祥事発覚(三)・・・・>

ガンコウランです。岩手山で撮りました

<今、職場では・・・・不祥事発覚(三)・・・・>


不祥事防止に向けての研修会があった
最初に常務から、不祥事の「巧妙な手口」と、「非違行為してもわからない状態であった」「管理監督していなかった」と原因が報告された。


共済の解約返戻金や、据置割戻金などの不法請求は不祥事が発覚しやすい現金化はせずに、契約者名の個人口座を勝手に開設して、そこに入金すれば通常は不祥事はバレない
。請求の印鑑は三文判でよく、筆跡も似せれば窓口の担当では判断がつかない。


三者名の個人口座を開設するにしても、渉外担当者なら、本人確認など不要な場合もありこれも難しいことではない。それだけ、巧妙だったということである


H15年からの不祥事であり、お客さんの指摘によってのそれが発覚したという経過から、はっきり言って、職員の自覚が一番の問題だと思うんだが、その対策というのが一番難しく、管理の強化しかその対策として言及していない。



県は下記の内容で「不祥事未然防止対策の徹底について」という文書を各JAに通知したという。

1、臨時職員も含めた、全職員の事務執行体制について適切な配置を行なうこと


2、特に信用部門における職員採用のありかた、人事ローテーション、職場離脱制度の導入、相互チェック体制を強化すること。


3、適格性に問題があると判断される場合は、必要に応じて職場研修や面接を実施し、年度途中でも配置換えを行なうこと



4、業務執行でのチェック体制については、農林中央金庫等の外部講師を依頼する等、再点検に取り組むこと。


5、職場内での不祥事防止に関する職場討議等を行なうこと



今回の研修もこの通知の一環として行なわれたのだろうが、上記の事項について若干コメントしたい。

まず、「1」について・・・。

現在、窓口には、正職員、契約職員、臨時職員(フルパート)の三種類の雇用形態職員がいる。業務内容は全く同じである。それにより、賃金が全く違う。倍近く差がある場合もある。


このような雇用形態の中で全員同じようなモラルを持て、という方に問題はないのか。不適切な口座開設や不自然な入出金はこの窓口で管理するのが最も適切である。フルパートにそこまでモラルを持てというのが常識的かどうかの判断である。


「モラルリスク」という言葉があるが、その意識を高めるにはこの雇用形態が適切であるとは思えない。


それに、忙しければそんなことに気を回している暇はない。慢性的な人員不足な状況では実効性はなく、「適正な人員配置」なんて笑われる。


<span style="font-size:medium;">8月の上旬に岩手山に登りました。ガスが強くて眺望はダメだったんですが、高山植物が綺麗でした