今日の農作業〜「原木椎茸」と「菌床椎茸」〜 /私のLA(ライフアド

hatakeyama10262006-05-06

今日の農作業
「原木椎茸」と「菌床椎茸」

 実は我が家では、稲作と原木でシイタケ栽培をしております。その原木椎茸の春の自然発生が今ピークを迎え、収穫の最盛期となっています。

春に自然発生した椎茸は「自然子」といわれ、品質的にも旬として最高の味といえます。

椎茸は、10年位前からオガクズのブロックから発生させる「菌床椎茸」とナラの木から発生させる「原木椎茸」があり、いま、市場に出回っている70%は「菌床椎茸」といわれています。


なぜ、我が家では、「原木椎茸」をやっているかというと、実は父と母の二人で40年も続けているのです。(残念ながら、私が引き継がないのでこれで終わりとなります。)「菌床椎茸」をやるには新たな設備投資が必要となり、跡継ぎがいない状況では、それは無理なことと、本物の椎茸としての原木へのこだわりが、そうさせていると思います。


「菌床椎茸」はまた、中国産との競合が激しく、価格的には中国産に勝てません。品質で勝負するしかないわけですが、そうすると、原木の方に分があると私は思っています。

 しかしながら、見た目や食味で、「原木椎茸」と「菌床椎茸」を見分けるのは難しく、正直言って私でさえわかりません。パックへの表示で判断するしかありません。


「菌床椎茸」は通常の「椎茸」と表示し、原木の場合は必ず、表示のどこかに「原木」とあります。中国産は100%「菌床椎茸」とみて間違いないでしょう。


話を最初に戻しましょう。「自然子」がどうして美味しいのかといえば、それは「自然の摂理」に沿った発生だから、としかいえません。今の時期の「自然子」が最高にうまい、と確信を持っていえます。

つまり、「強制発生」ではない、無理していなく、キノコの種の保存のために、最大の養分をそこの費やしている、ということでしょう。この時期以外の発生は、多かれ少なかれ、人工的な自然条件の下で「強制発生」させられています。


「菌床椎茸」は当然過ぎるくらい「強制発生」です。チョット心配なのは、そこには何らかの栄養剤的な「添加物」がオガクズの中に混入されているという話を聞いたことがあります。


全部が全部そうであるという確信は無いのですが、それは当然企業秘密なので、私たちが知る由もありません。原木椎茸の場合は、そういうことは一切無いことは当然過ぎるくらい当然です。


私のLA(ライフアドバイザー)の経験(最終回)

 面白い話題があったら、随時アップしたいと思いますが、とりあえず、今回を最終回にしたいと思います。最終回は思い出を2つばかり綴ります。

 100万満期の契約が中途解約したら、190万の返戻金


 このようなことがあったんです。ある人の契約内容を見ていて、ふと見たら、積立金が190万あったのです。どうせ、200万の満期だろうと思ったら、なんと100万満期。


おかしいな、と思って聞いてみたら、「保険数理」上珍しいことではない、ということでした。要するにJA共済のような「非更新型」は原則として一生掛金が同じになるので、若いときの掛け金と、年をとって危険率が高いときの掛金を平均化してもらうことになります。


そうすると若いとき多くもらった分が、積立金として残り、それが年をとってからの少ない掛金に上乗せされるためだということです。



LA駆け出しの頃の話で、本当に勉強になりました。


それで、そのお客さんにそのことを説明したら、解約を勧めることはあまりよいことではありませんが、
この場合いろいろな事情があったので、解約となり、非常に「喜ばれ」ました。(私としてはあまりうれしくは無かったのですが・・・、その代り息子の新契約を獲得はしましたけど・・・)

 中途退職したLAの話〜〜「がけっぷちでの連帯感」〜〜

 他支店のLAが事情があって、JAを退職することになりました。それで、LA内で送別会をやることになり、十数人集まりました。LA一人の非公式な送別会にこんなに集まるのも異例ですが、


 そこでの幹事の挨拶が、半ば涙声・・・・、感極まって、言葉がでず、回りももらい泣き・・・。しんみりとした中で乾杯は始まって、二次会での同僚の乾杯の挨拶もまた、言葉が詰まって・・・。(あとで聞いた話として彼の辞め方にいろいろなことがあった様で彼らはそれを知っていたためとわかったのですが)

 ここで、一番感じたのは、LAという職種の連帯感でした。誰かが「がけっぷちでの連帯感」といっていましたが、この言葉が、今でも心に残っています。