<椎茸作業・・・「椎茸祭り」騒動記(二)・・・>

バーベキューの風景です

<椎茸作業・・・「椎茸祭り」騒動記(二)・・・>
 

爺さんやばあさんも結構力になる。しかし、年が年なだけにあてにはできない。最初から「俺たちは何にもできないぞ・・・」と念を押されている。


売り言葉に買い言葉で「何にもしなくてもいいぞ」と返事する。しかし、この年寄は最後には必ず動いてくる、そんなことはわかっていての私の「狡賢い」戦術、とでも言っておこうか。


 実際、当日、ホダ場が不案内な人は自宅にくる。そうすると私は自宅にはいないから、爺さんがホダ場まで案内しなければならなくなってしまう。会場の案内のためには、「ノボリ」を4万円もかけて20本準備した。そして、会場がわかるように国道沿いから並べておいたのだが、果たしてこの通りに会場までたどり着けるかは、未知数である。


そうなると、やはり、爺さんを頼るしかない。ばあさんも、親戚や知り合いがくれば、黙ってもいれず何かにと手伝ってくれる・・・・。ボケ防止のためにもその方がいいと思っている。


 当日の朝、小雨模様。友人からは「どうする。やるか、中止するか・・・」と電話が入った。「このくらいの雨だったらやる」と返事した。


準備も完璧で、肉も2万円分仕入れたのだから、中止っていうことにはならない。中止になったら全部自分たちで食わなければならなくなってしまう。もうやるしかない。


 最初のお客さんは、妻の関係する会の会員だった。「道がわからなくて迷うと困るから、早めに来た。隣近所の人も連れてきた」と。

これが10時ころ。開園は11時の予定なので結構はやい。スタッフも全員はそろっていない。原木椎茸のホダ場を見て圧倒されたらしく、「こんなところに・・・ノボリを見てきたらなんとかたどり着けた・・・」受付をお願いすると渡したチラシをみて、


「1キロ1000円。本当に値段でいいの」そして渡した買い物袋を除きこんで「これ満杯で何キロ入るの・・・」「多く採ったら返してもいいのね・・・」と。さすが、60歳は超えると思われるオバサンパワー。妻の友人である。


まだ、準備中だったので対応できないので、「そこいらへんで、大きなキノコを採ってください。採ったら計量しますので・・・」と。


 少し経って続々と集まりだした。予定では30人も来れば・・・という感じだったが、実際には50人近く集まった。バーベキューにも30人近く参加者があり、準備した肉は完食だった。(
続く)