<今、農協は・・・戸別所得補償、集落座談会>
<今、農協は・・・戸別所得補償、集落座談会>
恒例の集落座談会が行なわれた。メインテーマは「戸別所得補償」と「水田利活用自給力向上対策」である。その他にも「JA事業のあり方」「組織再編」であった。
先にもアップしたが、「水田利活用自給力向上対策」でJAの対応が全くのろい、というかやる気があるのかということを私は疑っている。そのため、いろいろ質問して、やり込めようとよからぬ算段をして望んだ。
一通り説明が終わって、質問に入った。早速、「新規需要米」の件である。説明では、米粉米は実需がないから余り展望がない、やらないほうが良い、との説明であった。カチンときた。
以下、質疑応答
「冗談じゃない。8万円の交付金がつく米粉米をどうしてやらないほうが良いというんだ。農家が有利になるものを農協は進めるのが通常じゃないか」
「米粉米は実需者との契約が必要である。実需者の需要を把握できないし、見通しが立たない。」
「全農は新規需要米推進課を新たに作って、大手製粉業者と契約をしたというではないか。そうすれば、とうJAにもある程度割当があるんじゃないか。どれだけ割当がきているんだ」
「まだきていない」
>「まだきていない?もう二月に入ったんだぞ。三月上旬には転作の計画書を提出しなければならないんじゃないか。何をしているのだ。」
「・・・・・」
「仮に、来ていないとしても、戸別生産者が実需者と契約するなんて無理だから、JAが全農を頼らないで自ら実需業者を探すという考えはないのか」
「それも一つの手だと思う。検討してみる。」
「検討云々の話じゃない。明日からでも対応してくれ」
「話に聞くと、米粉米は市況が低迷している。だぶついている、という話である。だから良い値では取引できないという話だ」
「米粉米には8万円の交付金がある。その8万円はキロ50円ではじいた数字だ。50円で売れれば、10俵取ったとして10aで3万円、それに交付金が8万円で11万円となる。主食米を作ったのと同等の値段となる。それに転作としてカウントされるから実際は主食米よりいいはずだ。」
「50円ではいかないと思う。」
「じゃ、何円でいっているのか、それを農家に提示したらいいではないか。それでやるかどうかは農家の判断だ。メニューを提示するのはJAの仕事ではないか。仮にJAで提示できないなら、実需者を紹介するだけでもいい。農家が直接実需者へ交渉してやる場合だってある。」
「了解した。メニューは提示するようにする。」
(続く)
<写真・・・最近を搬入しました。軽トラのタイヤがパンクするくらい積んで、写真のような太い原木です。疲れました。>