<椎茸作業・・・・椎茸の販売・・・>

ハウスで発生し始めました

<椎茸作業・・・・椎茸の販売・・・>

椎茸がコンスタントに収穫できるようになってきた。私が栽培している「菌興115号」という品種は、最低気温が8度以下で発生が始まるといわれている。ここ数日は、8度を下回り始めたので期待できるといってよい。


松林のホダ木からはすでに収穫が始まっている。しかし、露地なため規格外が多い。その点ハウス内での発生はほとんど規格外はない。そのハウスでの発生が始まってきた。そうなるとどのように売るかである。


毎日4〜5キロの収穫がある。それを300gパックと200gパックに分ける。300gの方は一枚40g以上の大きな茸をパックする。「ジャンボパック」と名付けた。200gは一枚40g未満茸をパック詰めにする。それぞれ、卸値は350円と200円である。基準は100g100円である。これが採算ベースぎりぎりと踏んでいる。


これを近くの直売所、二ヶ所で販売する。先日、秋田の中央卸売市場で私みたいな「こだわり」ものを販売できるかと聞いてみたが、結論から言えばだめだった。というのは、市場での原木椎茸の市況は100gで平均80円である。それから市場手数料などが引かれれば、それに規格が厳密な分ロスが生じる。


つまり、市場に出荷すれば採算が取れないのである。それに菌床椎茸との差別化が難しい。市場販売は「こだわり」とかは関係ない。菌床であろうが原木であろうが売上至上主義である。それは最初からわかっていたことなので、やはり自分で売るしかない。



A直売所はこれは買取販売である。つまり、私が卸値で直売所に売って、それに直売所で価格をつける。売れても売れなくても私の方は関係ない。実際は関係なくはないのであるが、建前としては関係ないことになっている。しかし、売れ残れば、新しい茸との交換が要請される。力関係からいって私の方は取り替えるしかないのである。



B直売所は、これは完全委託販売である。私の方で売価をつけてそれを売ってもらう。そして、その販売額の15%を手数料として直売所に納入する。納入するというより販売金を振り込む際、15%を天引きして振り込まれる、というシステムである。


それに直売所の会員になるための会費を3万円支払わなければならない。ここでは自分でバーコードをつけて販売棚にただ置いてくるだけである。


どちらも甲乙つけがたいものがあるが、私としては売れてくれれば文句はない
。これから、私の携帯に商品が売れて品切れになれば連絡が来る。まだ、品数が少ないだけにすぐ売れきれる可能性がある。


双方の店長とも「原木しいたけは売れますよ」といってくれた。確かにスーパーとかで売られている原木や菌床の椎茸を見て回ったが、手前味噌ではないが私の椎茸の方が品質は上回っている。


毎日の最低気温と最高気温が気になる。椎茸の発生に直接関係するからである。だから、当面は天気予報が注目の的になる