<椎茸作業・・・・椎茸の商品化・・・>

ジャンボ椎茸が発生してきました

<椎茸作業・・・・椎茸の商品化・・・>



10月25日、ホダ場で初収穫。初めてだから、そんなに大した量ではない。約1キロである。それでも私にとっては初収穫。退職して以来の高いハードルの一つを越したといっていい。


しかし、一キロ程度では商品化にはならない。商品になるのは半分にも満たない。なんせ、規格外が多すぎる。どんな規格外があるのか・・・・変形、傘がいびつなのが一番多い。次に虫食い、椎茸の天敵がナメクジである。


ナメクジは椎茸類を餌にしている。蕾のうちに一番柔らかい傘の部分を食して傷をつける。そこは大きくなっても傷は残る。それと最も厄介なのは虫である。茸への侵入経路はわからないが、ナメクジが傷つけたところから入ってきのこの中に産卵すると思われる。


それが孵化してきのこを食べて幼虫となる。その幼虫が巣食うことになる。この幼虫を見分けるのが老眼では結構面倒なのである。また、素人では無理である。この虫もまだ外気温が高いので活動しているのであって、もっと寒くなれば死んでしまうということであるが、私のホダ場は椎茸菌にとって快適なのか菌の生長が早い。


現在発生している椎茸は結構大きい。いわゆる「ジャンボ椎茸」といわれる品種で、一枚40g程度が中心である。通常、スーパーなどで売られているのは、一パック100g程度で5〜6枚入りである。このジャンボだと3枚入れば・・・という感じだから、主婦から見れば結構大きい。


毎日、収穫しているのだが、日ごとに多くなっている。規格外も比例して多くなっている。直売所や業者とは営業してコンタクトをとってあるのだが、まさか、2〜3パックもって行って売ってくれとはいえない。だから、女房にお願いして職場で一個売りしてもらっている。


女房の職場は女性が多い。だから、少量を売ってもらうにはもってこいである。しかし、女だけにウルサイ。目方がどうなの、高いの安いの、日持ちはどうなの・・・・私がいけば何とか対応できるのだが、女房はホダ場にも来た事がないし、椎茸にはあまり詳しくはない。


一応はこういうふうに答えろ、とは教えるんだが現場がわからないと質問者を納得できない・・・・そのため、私にあたってくる。私もそれを冷静に受け止めればいいのだが、文句ばっかり言われると爆発してしまう・・・・。後で後悔するのは私なのでが・・・・


収穫量が多くなれば、販売しなければならない。トレイをどのようにするか、そのための規格は。シールは。卸値は・・・・など商品化するためにはたくさんの課題がある。それを一つ一つクリアしていかなければならない。
昨日もトレイをどうするかでもめた。


規格が200gと300gにすることに、いつも小言が多い娘からクレームが付いた。トレイも透明なトレイにするか、色づきにするか・・・・飯食いながらの大議論である。


こいつらを一つ一つ説得、納得させなければならない。これがボトムアップなのだといわれればそれまでなのだが、JAトップダウンを経験してきたものには面倒くさいったらありゃしない・・・・。同じことを何度も言わせる。


先は長い。耐えなければと思いながら・・・・>