<農業問題・・・公開講座「地域再生システム論」(二)・・・>

八甲田地獄沼の沢です

<農業問題・・・公開講座地域再生システム論」(二)・・・>


 この公開講座の参加者は、学生、社会人、女性と学生も確かに多いが、社会人のほうが多いと感じられた。農家かどうかはわからないが中年(?)と思われる女性も多い。


これは結構面白くなると思われた。そして、受講者を5人程度のグループ分けにした。そのグループに私の知人がいた。卸売市場の社長である。私がJAでメロンを10数年担当した。そのとき、仕事で付き合った人である。


 もう70歳を過ぎたといっていた。彼は、自分じゃなくて、市場の職員も連れてきた・・・。ここに「業務」を持ち出すのは問題ではと思ったが、市場会社が秋田県農業の再生を勉強するということは、そして、社長自らが率先してくるということには敬意を表せざるを得ない。さすが、全共闘運動出身の社長である。臭い飯を二泊か三泊食ったという話を昔聞いている。


 そして、見回したら、現役JA職員が2名いた。私も含めたら3名である。これは以外である。JA職員で秋田の農業について勉強したいと思っている、業務での講座だったらいても当然だが、自らの休みを犠牲にして・・・・そんなわけでこれは面白くなりそうだ。


 初日はアットランダムにグループ分けした班で農業についてのいろいろな問題意識を討論した。これが又、10〜20分単位で3〜4の課題を話すもんだから時間が足りない。私の班には、県立大学卒業生で会社員のOさん。農業に全く関係ない大手半導体製造企業社員のKさん。そして、卸売会社社長のTさんと私である。


 討論では、受講の動機、この講座に何を求めるか、どんなことを期待するか、農業観等々、一人5分や10分では収まりきれない内容である。時間がないから仕方ないといえば仕方ない。初日ですべて分かり合えるはずもない。


 私は、JAを辞めた動機、原木椎茸のこと、JAの状況・・・・時間の半分以上は私の話だったようだ・・・いま、振り返ると興奮気味だったかも知れない。農業の現場がわからないOさんやKさんにはすごく新鮮だったと思うが、これからゆっくり話してゆけば・・・あせる必要はなかった・・・。


そして、最後に私のブログを紹介してこれを読んでくれれば、ほぼ私の考えがわかる、と付け加えた。そうしたら、Kさんが携帯でその場でブログにアクセスして「これですか・・・」と。さすが、半導体屋さん。


 T社長とは、原木椎茸の件でお世話にならなければならない。担当者を紹介してもらった。「原木椎茸はなおさらいい・・・・」と彼も仕事っけを出して、いつでも良いから市場来てくれ」と・・・。私は市場にはあまりお世話にはなりたくはない。


しかし、この場でこんなつながりになるなんて・・・。これも縁である。仕方ない。