<ブログ雑記・・・下北紀行(六)・・・>

奥薬研の渓流です

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 日の出は5時半頃である。しかし、五時頃から道の駅の車は動き出していた。エンジン音やドアの開け閉めの音。要するに寝てははいられないのである。


まあ、八時に寝たのだから、(それも結構熟睡・・・)五時に起きても9時間寝たことになる


 しぶしぶ起きだして出発の準備をする。するといつの間にか隣に同じ軽ワゴンが停まっている。中年、いや熟年の部類に入る女性が二人・・・起きている。女性だからかもしれないが、軽ワゴンの後ろの部分にはカーテンで閉じられている。こういう手もあるんだなあ、と感心した。



 「おはようございます」と声をかけたら、ニコッとして、「秋田ナンバーですね・・・」「秋田からですか・・・私たちもこれから秋田方面に向かうんです・・・」と私はそうですか・・・としか返答しなかった。熟年女性の2人旅・・・声が出てこなかった。


 車を出して近くのコンビニでパンとお茶を買って青森方面に向かった。早朝だから、愛車は快走である。しかし、国道4号線に出て青森を経由すれば、恐らくラッシュにぶつかるだろう、と予想した。時間があるからチンタラ行くしかないのである。


 予想通り、青森市内は渋滞であった。近道で渋滞を避ける方法もあったらしいが、別に急ぐ旅ではない。青森を過ぎたら、急に車は少なくなり、津軽半島につながる「農免道路」を一直線である。あまりに車が少ない。


周りは田んぼだらけ。弘前周辺のりんご畑だけとは風景があまりに違う。ラジオのスイッチを付けたらなんとNHKの北海道局が入っている。青森市からそんなに離れていないというのに・・・


 蟹田には9時過ぎに着いた。脇野沢からフェリーで来れば早くても11時であった。それに比べれば二時間も早かった。正解であった。とりあえず、竜飛岬に向かう。