<ブログ雑記・・・下北紀行(五)・・・>

下北半島奥薬研温泉の露天風呂にて

 <ブログ雑記・・・下北紀行(五)・・・>


 到着後、早速買出しである。この横浜町は菜の花で有名である。菜の花からゴマ油をとるのである。秋田でも近年バイオジーゼルの関係で減反に菜の花が増えているが、こちらのほうが本家本元である。


私はごま油については全くの門外漢だが値段は高い。当然手が出なくて、手が出たのはやはり「ホタテ」である。ひとパック五個入って450円、ところが時間が時間だけに半額のシールが張ってあった。


思わず手にとる。奥様族の気持ちがわかる。五個も食べられるかはわからないが、安いからである。ホタテだけでは寂しいから、ホルモンの煮込みとカルビ・・・・当然ワンカップ2本とビールといきたいが、発泡酒にしてしまった。悲しい性である。

この道の駅には結構いろいろなものがあって助かった。


 この道の駅では、私と同じような目的で「キャンプ」する車が少なくない。「キャンプ」といってもほとんど車の中で寝る・・・という程度だが、私みたいに軽ワゴンで手足を伸ばして寝るのはいいが、乗用車でシートの上で寝る人もかなりいる。乗用車の後部座席にうずくまって寝ている人もいる。皆それぞれであるがご苦労なことである。


 私の車の隣は乗用車である。声をかけていろいろ話を聞いたが、九州弁であった。釣りをしながら全国を旅している・・・とのこと。これもまた結構なことで・・・。


話をしながら、簡易コンロでホタテに醤油をたらして焼いているのだが、いい香りである。自分ばっかり食べているわけには行かない。私も五個は食えないと思っていたので一個焼いて差し出した。


 一口で口の中に入れて「うまい、うまい」と・・・。そして、釣りの話を一人でしている。私は釣りには全く興味がないのでうなづくだけなので手ごたえがないのだろう。ホタテを食べたら、反対隣に出かけていった。


 酔いが回ったがまだ八時にもならない。ホタテは何とか胃の中に処分したが、面倒なのは後片付けである。恐らく夜中に雨が降るから、片付けて車の中に入れないと、明日大変になる。昨日は脱いだズックを車外に置いたままであったので、ビショビショになってしまった。サンダルも持参していたのでそれで何とかはしたが・・・


ようやく、二台にマットレスを敷いて横になったが、夜中中付いている駐車場の常夜灯が車の窓から直接目に入る。車内にカーテンなどそんな面倒な設備はない。なんか光をさえぎるものはないかと探してバスタオルを当てることにした。側面のウインドウガラスに差し込んでなんとか対処した。


 恐らく、年が年だけに、夜中にオシッコのため一度は起きるだろう。トイレの近くに泊めたのでそれはそれでよいのだが、雨が降ってなければ・・・と思いつつ、そして、こんな早い時間、とも思いつつ眠りに入った。