<ブログ雑記・・・・入院(三)・・・・>

秋田駒のチングルマとミネズオウオです

<ブログ雑記・・・・入院(三)・・・・>


手術してから、三日目になると化膿防止の点滴も終了して、日中はほぼ自由となる。


ただ、喉がまだ腫れていることと、入院前の左手首の毛虫による皮膚病が痒くて痒くて、それをかいてかゆみが周囲に広がってしまって・・・看護婦さんにかゆみ止めをもらったんだがそれもまた十分には効かない、せっかくの好意でかゆみ止めをもらったのに効かなかったというのも悪いし、効く振りをしながら我慢するしかなかった


それ以外は暇なので、当初から予定していた「テープ興し」と「読書」に励んだ。それに俳句と短歌・・・・それぞれ一句づつ


病室の空気読めずに蝿一羽


花束をもらううれしさ我だけが病室の同士まだ闘えり


読書はねっころがえって読むか、ベットに座って読むしかない。字の小さい単行本を持ってきたので、なかなか進まない。文庫本の小説にでもすればよかったと思った。しかし、夢中になると時間を忘れる。


夜中の真っ暗な中でスタンドの明かりのみで読むのだが、その間にもナースコールが鳴り響いていて、大変だとは聞いていたが、それ以上だ。



病院の朝は早い。日の出が4時半頃。その頃は廊下がガサガサ、病院の規定では6時でなければ朝ではない。私も5時半にはもう目が覚めている。


第一、消灯が9時である。9時に寝ろ、ということだからまともに朝6時まで寝てたら9時間の睡眠時間。今まで11時から12時頃の就寝で5時半起床の毎日がいきなり9時間寝ていろなんてこの年では無理である。


だから、目が覚めてもベットに横になっている何かしていなければならない。それと、消灯してからの数時間はスタンドの電気で本を読んで暇つぶしができるんだが、朝は眠たいやら、起きたいやらでそれが、一番の苦痛である。


早く寝れば早く起きるのが常である。恐らく入院患者みなそうだろう。特に若い人はいないようだから7時半の朝食までの時間、これが大変であろう。先日散歩してくるという人もいたという。


しかし、看護師にまだ「朝」じゃないからダメだ。玄関も閉じられているし館内散歩も騒がしくなるから・・・といって止められたといっていた。


ようやく退院の日が来た。娘が迎えにきた。なんと言っていいかこの開放感。早く仕事がしたくてしたくて・・・・これが正直なところである。主治医からは、「当面、毎週通ってください。お酒も当面ダメですよ」と。


入院中は全く酒を飲まなかったせいか、体重が3キロ減った。ここ何年間で最低になった。しかし、運動が全く無いので脚がふらつくこともある。10日間「ムショ」で過ごしたんだから仕方ないと思うしかない。


娘に運転させないで自分で運転にした。さわやかだった。

梅雨空もさわやかなりし退院日