<椎茸作業・・・「田舎で働き隊」再訪(二)・・・>

hatakeyama10262009-05-30


<椎茸作業・・・「田舎で働き隊」再訪(二)・・・>

 次には、メロン畑に向った。林を抜けるとそこは砂丘のメロン畑、きれいに区画されていて、端から端までちょうど100メートル。「えっ・・・こんなに広いの」とOさん。ちょうど知人のHさんがメロンの花に着果作業中。邪魔して話を聞いた。


女性のTさんが「お手伝いしたい」と申し出たが、着果作業は素人が簡単にできるものではないので、「邪魔になるから辞めた方がいい」と私が止めた。それでもメロンのトンネルの中に頭を入れて、着果作業を観察してHさんにいろいろ質問し、カメラに収めていた。


 「メロンってこんな風に生えるんだ」「どこに、実がつくの・・・・」「いつ収穫するんですか・・・・」こんなしつっこい質問にも知人のHさんは快く答えてくれた。私は嫌がらないかと思い、隣でハラハラ・・・。Hさんには感謝、感謝である。


 地面は砂である。雨上がりでもぬからない。サンダルで来ているTさんは裸足になってその感触を確かめ、心地よさそうに初体験を楽しんでいた。「この砂地は夏になると40度にもなるんで裸足では歩けないんだ。靴下をはかないと・・・・」と説明すると、びっくりした表情で、「砂でやけどするの・・・・」と。


 続いて、海にむかった。海岸には大きな風車が24本渚沿いに立っている。この風景がすごく絵になる。Tさんは、これぞとばかりシャッターを押しっぱなし。Oさんは大きな声を上げて、渚を駆けめぐる。二人ともテンションがあがっている


 海にはゴミも打ち上げられている。少ない量ではない。それでも砂浜と潮風の感触は最高らしい。
 「あなた方に、土産物屋には売っていないお土産を上げる」と私は言って、車から空の買い物袋を持ってきた。三人ともあっけにとられている。


私の土産は「海砂利」である。この砂浜には砂利がいっぱい寄せてきている。砂ではない。直径が1ミリから2ミリ程度の細かい石粒である。私はこれを自分の玄関に持ってきて敷いている。すごくきれいなのである。


しかし、地元の人はこの綺麗さになかなか気がつかない。都会にでも持っていって、売れば園芸資材として相当な値段がつくと思う。しかし、採取は禁じられているようだ。買い物袋ひとつくらいなら・・・と思って「プレゼント」した。


地元のSさんがびっくりした。「こんな綺麗なもの気がつかなかった・・・・」 これをガラス瓶にでも入れて机の上にでも飾っておけば、いい記念になると思った。


 Oさんは9月の連休にもまた来るらしい。Tさんも来るかはわからない。二人が彼氏と彼女になったら面白いカップルになると勝手に想像しながら、9月に来たときの仕事をどう段取りしようかと考えた。この二人は、「物好き」である。こんな田舎のどこがいいのかと思うのに「超」がつく「物好き」である。


  花の写真は庭に咲いた十二単衣です