<今、農協では・・・・農業経済学者は?・・・>

hatakeyama10262009-05-13

<今、農協では・・・・農業経済学者は?・・・>


 私が農協を退職したことは口コミで各方面に伝わっていた。そして突然携帯がなった。液晶を見たら、私と同じように他県の現場で頑張っている知人からだった。


 Aさん「何で辞めたんだよ・・・・・もっと頑張れたんじゃないのか・・・」

私   「私のブログ見ただろう。あの通りだよ・・・・」

 Aさん「それはみたよ。しかしそれだけではないだろう・・・あなたのことだからそれ以外にも様々な要因があったんないか?」

私   「ないとはいえないけど、職員ではなくなったけど農協から離れたわけではないんだ。今後も物言う組合員として様々な場で発言はしていきたい」

 Aさん「農協の理事でも狙う気か? それもいいけどそれで農協はよくなるか?」

私   「理事なんて、そんな簡単にやれるわけではない。タイミングがよかったらやる場合もあるけど、それより原木椎茸を採算が取れるようにすることが第一だ。農協の年収の所得は何とかして確保しないとな・・・」


 Aさん「あなたが理事をやると農協は変わるよ。ぜひともやるやるべきだよ・・・」

 私  「じゃ、秋田まで応援しに来てよ」(笑)

 Aさん「是非とも行かせてもらうよ。おいしい酒も飲みたいし・・・」(笑い)


そして、話が弾んで・・・・

 私  「前にも言ったことがあると思うけど、今の農協がなかなかよくならない。旧態依然だということはあな たも理解していると思う。何故そうなのか、いろいろと考えてみたが、私は今の農協研究者や農業経済学者にも原因があると思うんだ。


農協から高い講演料をもらって、農協運動云々とゴマばっかりすっている。現場の農業が衰退してきたのは彼らにも大きな責任があると思うんだ。いい農協のことは褒めちぎっているが欠点については全く言及しない。

我々の立場からすれば、組合員に支持される農協というのがいい農協なのだが、全国的にもそんな農協はほとんどないと言ってもいいと思うんだがどうだろう」


Aさん「それは言えるね。『いい農協』は全国的にもあっちこっちにあるがそれは数えられるだけしかない。『悪い農協』の経営者を批判する、組合員の立場に立っていない農協を批判する学者はほとんどいない


批判はしてもそれは一般論であって、個別農協を批判することではない。そんな勇気のある学者先生に出会ったことはない」


私  「だから、こんな姿になったのは彼らにも大きな責任があると思う。秋田には16農協あるが、それを個別に評価することもひとつの手なんじゃないかと思う。ランク付けでもいい。


そうすればメンツを重視する組合長連中は躍起になる。実際に組合長としての資質が問われかねないセクハラなんかを平気でする組合長もいる。項目を作って農協を比較し、ランキングすれば、組合長の力量というものが明らかになる。」


Aさん「それはいい提案だな。自治体には『住みよさ』とか『情報公開』などですでのランキング付けが行われている。農協労組としてやれれば一番いいのだろうけど、それくらいの力量のある労組は全国でも存在しないよな。本部でも『農協革新』とは言いながらこんなことはやれないだろう」