<ブログ雑記・・・退職(三)・・・>

男鹿の春の海です

<ブログ雑記・・・退職(三)・・・>


私が退職を表明したことにより、いろいろな反応があった。その反応の多くは、私の2月、3月の実績、いわゆる「予約」実績をだれが取るかという、いわば奪い合いみたいなことである。私にはとっては誠に見苦しいというしかない。


建更なんか、3月に満期が来て継続する契約が数件あった。「私にくれ」とこっそりと言うのである。私から見れば欲を丸出しである。情けない。わがJAではお茶の推進もしている。私の顧客も多くいる。


それを頂戴と露骨に言う・・・・・。私はそれをハゲタカ根性といった


推進、推進・・・で職員が自らの実績を上げるためにはなりふり構ってはいられない、という実情がある。それはそれでわかるが、農家組合員に対しても「組合員のため」とはスローガンでは言うけど実質は禁句に近い。半ば詐欺的手法で、コンプライアンスなんか守っていれば契約は取れない現実もある。


こんな農協、そして農協職員の姿はすでに語ってきたが・・・・


そして、最も無神経は質問は「辞表は出したか・・・」という言葉である。辞表を出すということはどれくらい重いことかわからないのか・・・・と思った。それを平気でいう。私もかっとなって、「そんなことお前に関係ないだろう」と怒鳴った。


彼女にしてみれば、口では辞めるというが実際辞めない人もいる。それが普通になってきている。私が辞表を出せば、退職が確定し私の実績という「えさ」に群がることができるからである。まさに「ハゲタカ根性」というしかない。



先に労組の執行委員会を開催した。そこで具体的は今後の対応を検討した。つまり、私の後を誰がどのようにやってゆくか、の話合いである。


あなたが辞めれば、労組活動をやる人がいない」


「団体交渉で、経営者に向かってあれだけ突っ込める人はいないだろう。我々は勉強不足で論争できない・・・」


「本部に助けてもらわなければ・・・・」
などなど、弱気な発言がほとんどであった。私としてはその気持ちは十分わかる。


「私が辞めれば、経営者が一番喜ぶ・・・それはわかる。それについては私もすこぶる頭にくる。しかし、仮に私にチャンスがあって理事にでもなれば、一番困るのも経営者である。農協を改革できる。私は職員ではなくなるが、農協を離れるわけではない。何年かかるかわからないが、その間、みんなで労組を守っていてほしい。」

と伝えた。声は詰まったが、納得してもらうしかない。


とりあえずは、6月の大会まで副支部長が代行していくことになった。そして、送別会の日程も決めた。