<労組活動・・・LA交流会・・・>

霜枯れした南天です

<労組活動・・・LA交流会・・・>

 ご存知のとおり、農協の職場で一番嫌がられるのはライフアドバイザーといわれるLAだといわれる。もっぱら共済推進が仕事の営業職だからである。なぜ嫌がられるのか、労組としてはそこを問題にしなければならない。


 そういうわけで、労組主催の複数の農協のLAを対象に交流会を行った。この交流会は数年前から私が提唱してきたのだが、県の農協労はなかなか腰をあげなかった。中央執行委員に相当数のLAがいるのにもかかわらずである。委員長さえLA出身である。


 農協労本部は建前では、労基法違反を一掃しようという。しかし、自らの職場に労基法違反が山ほどあるのにも拘らず、それを是正しようとはなかなかならない。委員長はじめ自らのサービス残業をなくそうとはしない。


自ら、進んでサービス残業に協力している感さえある。前の本部書記長は、代休が200時間もある、と先日話していた。どうして残業を請求しないのかわからない。その原因さえ明らかにしようとしない。


 LAは誰かが言っていたが「サービス残業の宝庫」である。なんせ夜推進しなければならないのだから・・・その問題を解決すべく、LAの交流会を提唱してきたのだが前述したようになかなか腰をあげないのが現実である。また、腰をあげない、あげられない原因もあるはずである。


今回の交流会は本部も含め5名の参加であった。この人数が多いか少ないかは議論があるところだが、本部の専従者がLAの実態をあまりわかっていないせいもあるのか、動員の為に動かなかったようだ。


話はいろいろな方面にわたった。まず、労働時間がどうなっているか。変形労働時間制なのか、フレックス制なのか、代休はどうなのか、残業はあげているのか、あげられない原因はなにか・・・推進費はどうか、車の借り上げ代は、数字での尻たたきや個人面談は、実績によって給与に影響はあるのか・・・・「転換」は?実績参入は?目標設定は?・・・話にはきりがなかった。


5名でも話は尽きなかった。これがもっと増えれば各農協の状況がもっと見えてくるはず。


確かにしゃべりっぱなし、という感じはあったが、今まではこんなしゃべりっぱなし、の場でさえなかったのである。とりあえず、確認できたのは、推進費と残業請求の関係である


要するに「対万○円」として無条件に推進費が支払われている農協では残業相当分の手当てが支払われているという認識である。そういう農協では職員やLA自体が残業をしているという認識は薄いように思われた。


しかし、目標を達成しないと推進費が支払われない農協もかなりあると聞く。LAなど10億も背負わされて、目標達成などは簡単なことではない。そういうところでは残業に対する意識は結構高いものがあるという。また、支店単位での推進費をもらうというところもあるという。


それに、時間管理である。タイムカードでやっているところ。残業分は朝遅く来ても良いと言って個人管理に任せているところ。「中抜け」しても問題ないところ・・・労基法上ではおかしなことがいっぱいあった。


それらが、すぐ解決するとは思わないが、コンプライアンス上も解決しなければならない問題であるということは、認識してほしい。私の希望的観測であろうか。