<今、職場では・・・・労基署の査察(一)・・・>

モミジ盛りの風景です

<今、職場では・・・・労基署の査察(一)・・・>

 農協に労基署の査察があったようだ。それも、LAのサービス残業について・・・・わが農協では、毎年の「恒例行事」といってよい。昨年も8月頃、「志だし部門」のパートの残業等について指摘された。


上司の話によると、労基署に「申告」があって、11月上旬に労基署の監督官から、LA関係の労働時間についての書類を精査して、その結果を報告するようにと、「命令」が出されたらしい。


 それで、先日の職場のLAのミーテングでそのことが話され、私としては「それ見たことか・・・」と上司とやりあった。


 だいたい、支店長はじめ上司は労基法について理解が足りない。36協定や年間労働時間制についてもほとんどわかっていない。年度当初に36協定などは結ぶのだが、その意味や中味についてはほとんど無知である。私がいちいち説明してやらなければならない。そして、最後には教えてくれなかった私が悪いような言葉を吐く。



 私は、最近までサービス残業はしなかった。きちっと労基法どおり時間外の請求をしてきたが、そのたびに上司から、嫌がらせと言うか文句が来たので、労働時間の実績表には残業時間を記して、請求はしなかった。


いづれ団体交渉や年度末にまとめて請求しようと思っていたからでる。毎月、毎月上司とやりあうのは面倒である。上司は残業の伝票さえ上げなければ、部長とか常務にチェックされることもないし・・・・と思ったらしい。



上司「この労働時間実績表では残業しているのに、どうしてあなたは残業を請求しなかったのか」


私  「残業を請求すればあなたは、嫌な顔をするだろう。そしてなんかにつけて嫌がらせをする」「いずれ、団体交渉で総務に説明すればそれは解決するから、あなたと毎日やりあう必要はないと思った。」

上司「私が、この労働時間実績表の見方がわかるかわからないか、試したと言うことか・・・」


私 「手っ取り早く言えば、そうだ」


上司「私を試すなんて、あんまりじゃないか。ひどいじゃないか。」


私 「わからないあなたが問題なのであって、私はあなたに説明する義務はない。わからなかったら、総務に聞くべきだ。」「ひどい?。何がひどいんだ。サービス残業を仕向けてそして請求させないようにしてきた、そして請求すれば嫌がらせをしてきた、貴方の方がよっぽどひどいんじゃないか・・・」


 こんなやり取りであった。そして、労組に入っていないLAたちも「私たちは今のままでいい・・・」と上司に「援軍」をだした。


 また、「ゴマ摺り」がはじまったと思った。「別に残業代が必要でない人はそれでいいでしょう。あなた方みたいに給料が高い人は・・・いっぱいサービスすればいいんだ・・・」と皮肉たっぷりに言い返した。


 しかし、米の集荷受付の残業については、他の支店ではみな手当で支給されているのに当支店では「サービス」であった。それについてはサンザン文句を言っていた「援軍」たちであった。


「それだって、サービスすればいいのに・・・・」と大きな声で言い返した。後で、そんなことは言わなくてもよかったのに・・・とちょっぴり、後悔はした。