<労組活動・・・二つの「事件」(一)・・・・>

男鹿半島、五社堂の杉です

<労組活動・・・二つの「事件」(一)・・・・>

 農協労の会議。農協労の県の役員をしている関係上、月一回はその会議に出る。先日もその会議があった。


その席上、私にすれば、大きな問題と思われる「事件」が二件あった。ただし、他の参加者は恐らく「事件」とは思わなかったと思う。読者がそれをどう思うかはおまかせしたいと思う。


 最初に、私が提起したライフアドバイザー(LA)の残業の件。まえにもそのことはアップしたと思うが、そのことが再度議論された。



 私からは、LAとして残業は残業としてちゃんと請求している。それに対して、上司からは、「LAで残業を請求しているのは、県内ではあなただけである」としてプレッシャーをうけていることを報告した。


逆にいえば、私以外の200名以上のLAはサービス残業をしているということになる。農協労として、その問題を深刻に受け止めようじゃないか、と提起した。


 サービス残業を防止するのは労働組合として当然といえば当然である。労組より行政機関のほうが積極的に取り組んでいるといってもよい。そして、本部の役員は率先してその防止に取り組まなければならない立場である。



 ところがところが・・・・である。農協労の5役には現在、3名のLAがいる。委員長も元LAである。彼らも間違いなく残業している。しかし、彼らの中では残業を請求するという考えはないらしい。請求したという気持ちはあるとは思うが、イロイロな状況から出来ないのが現状であろう。


 私からいわせれば、農協労の方針で自らがサービス残業をなくそうと提唱していながら、自らは「率先」してサービス残業をしている・・・・。これはどういうことなのか、ということになる。


確かに、職場職場では条件が違い一様には行かない。それはそれで理解は出来る。しかし、そのサービス残業の件を会議の議題、及び話題としない、いやしたくないという雰囲気は私だけが感じ取っているのではない。


 「私の職場では、目標を達成していないと、目標も達成できないで何が残業だ・・・と言われる。あなたみたいな強い人がいれば、職場の雰囲気も何とかなるのだが、目標を達成できない職員は、残業することは当たり前で、土日も休まず推進しているのが当たり前だ・・・・」と隣に座っていたLAの労組役員がつぶやいた。


 これが、実態であろうと思うが、これが弱さであることには違いない。そして、この弱さを弱さとして認識できなければ、いつまで経っても問題は解決しない。無法な職場を放置することにつながる。労組幹部の責任は重い。