<今、職場では・・・・不祥事発覚(一)・・・・>

八甲田水練沼でのタチキボウシです

<今、職場では・・・・不祥事発覚(一)・・・・>

 先日、不祥事が発覚した。これで、合併してから、公式には三件、食中毒事件も含めると4件。そのほかに、不祥事といえるような事件が数件あった。


 これは、少ない件数ではない。なぜこのように不祥事が発生するのか、あんなにコンプライアンスコンプライアンスと叫んで、その遵守が叫ばれてきたのに、である。


 それに今回の不祥事はその内容からしてショックが大きい。その点を考えてみたい。
 今回の不祥事の特徴は、平成15年から4年9ヶ月の間続けられてきたということである。そして、幾度の監査でもそれを見抜けなかった、ということである。



職員が共済解約代金、死亡共済金、据置割戻金を現金化し着服、葬祭事業で集金した現金を着服・・・・・」と組合員には文書で報告した。


 そして、その不祥事の発生を防げなかった原因を「共済解約、死亡共済金は無断で開設した契約者本人の貯金口座を経由していたので、上席者のチェックが機能していなかった。共済据置割りもどし金は異動申込書等の確認を上席者が怠った。」「当該地区の葬祭事業は実質一人任せで支店や本店担当部署の管理検証がされていなかった」とある。


 私にしてみれば、ごく当たり前の「弁解」としか思えない。そして、当事者は当たり前だが懲戒解雇、役員も常勤4名が「役員報酬月額の10分の1(3ヶ月)」となった。そして、関係職員も処分となった。


 このような経過を組合員には文書で報告したが、私に言わせればナンダコリャ・・・・となる。


まず、原因。減員、減員でそれぞれの職場では職員間の相互牽制が出来ない状況になる。ひとつの仕事を複数の職員で相互牽制しながら行なうということがない。検証する職員にしても検証する時間がない。


つまり、担当職員にまかせっきりという状況が通常の状況だということである。4年9ヶ月という着服期間はそのことを物語っている。本人が手口を使ってばれないようにやるとすれば出来ることを証明した。この発覚も監査ではなく、お客さんからの問い合わせから発覚したものと聞いている。つまり、問い合わせがなかったら、未だに解らなかったといってよい。

つづく