<ブログ雑記・・・高松へ(その二)・・・>

遠くに岩木山が見えています

<ブログ雑記・・・高松へ(その二)・・・>

三つ目の驚きは「うどん」。
 高松への訪問は、主目的が「講演」であったが、ここには学生時代の友達がいる。その友達と30年ぶりに会うことも大きな目的であった。彼とは、大学を卒業して以来であり、その彼に、「讃岐うどん」を紹介してもらいたいと連絡しておいた。


 講演が終わった昼間に彼にホテルまで来てもらい、早速、「うどん屋」をまわった。映画の「うどん」は見ていたが、なんせ初めてなので、うどん屋で注文する要領がわからない。


昼食時期なので列をなして並んでいた。順番が来て戸惑った・・・・。何とか彼に教えてもらったが、「セルフのうどん屋である。


 アジの揚げ物に「温玉」ひとつ、それにだし汁をかけて・・・・座ってみな黙々と食べている。これが又、おいしい。


秋田にも「稲庭うどん」という結構有名なうどんがあるが、全然イメージが違う稲庭うどんはちゃんとしたところで食べれば、いっぱい800円〜1000円する。讃岐うどんはいっぱい150円から200円。ご飯を食べるような歯ごたえで、腹持ちもよさそうだ。


 このような店を数件回った。それも有名といわれる地元の店を。しかし、それが、でっかい店ではなく、住宅街の隅っこに駐車場も無くひっそりとあったり、郊外の「山の中」や田圃の中にある。それでいて、結構お客が入っている・・・。


 私にはインプットされていない事象ばかり・・・。まさに、驚きだ・・・。映画の「うどん」は映画だから・・・と思っていたが、その通りだったのである。


 それともうひとつの驚き。朝食がうどん、ということ。秋田のイメージでは、「朝ごはん」が付きまとっている。わたしのイメージは朝食はご飯だ。全国どこでもご飯だと思っていた・・・・そういう既成概念が高松に来て壊された


 朝飯の代わりに、朝うどんを食べて出勤・・・。こんな光景が通常とのこと。確かに讃岐うどんは腹持ちがいいし、ご飯を食べたのと遜色はない。


翌日、私も朝食のためにうどん屋にいった。そしたら、もう10人程度列を成していた・・・・。こんなにうどんを食べる県民は他にもあるのか・・・。私にはカルチャーショックであった。 


彼の話によると、うどんは作り立てが一番うまい、とのこと。朝作るからその時食べるのが一番、といっていた。そして、夕方食べるうどんはおいしくないとも。職人は夕方になると捨ててしまうとも・・・。
 


文化の違いというのは恐ろしい。はじめての四国であったが、他のはじめての地でもこんな文化の違いがあるのか・・・・。