<労組活動・・・高松へ(その一)・・・>

雲海の白神山地です

<労組活動・・・高松へ(その一)・・・>


 以前に高松からのお客様が秋田へ来たことをアップしたことが会った。私の裁判の成果が香川県農協労組の闘いに大きな影響を与えたためであった。その1県1農協の香川県農協労組からの招待でその大会で講演することになった。 四国へは飛行機を乗り継いでの初めての旅である


 秋田空港からは午後出発し、羽田ですぐ乗り継ぎ、高松空港へは17時頃ついた。リムジンバスで高松駅へ・・・・。


 最初の驚き。高松にも田圃があった! ということであった。それも田植したばっかりのような稲・・・・。空港は郊外の山の中・・・・のようなところに立地していた。山ばっかりで田圃なんかないだろうなあ・・・と思っていたが、なんと田圃があったのだ。


仕事柄、品種などが気になった。コシヒカリかそれとも日本晴れ? あきたこまちはマサカないだろうな・・・と思っていたら、後から聞いた話で「あきたこまち」もあるということ。びっくりしたというか、勉強不足だったというか・・・。


 それにしても、秋田だったら稲は「分げつ」終期で中干しに入る頃。ここの田圃もちゃんと見ると中干しをしてもいいような田圃もあるが、それにしても6月の中ごろに田植したような田圃、相当ある。これも後で聞いたのであるが、こういう人も結構居るとのこと。


そういう作型なんじゃないかとのこと・・・。それ以上は聞けなかった。


 しかし、こっちの田圃は小さい。通常一反歩。大きくて二反歩の世界である。宅地と宅地の間に、コンクリート畦畔で可愛いというしかない。


 前日の「歓迎会」で私が二町歩の田圃をやっている兼業農家だと話したら、びっくりしていた。「よく、そんな面積作付けできるのか・・・」と大潟村などは20ヘクタールもやっている、と話すとこれまたびっくり・・・


よく聞くと、米は農協への出荷は50%くらいで(青字は訂正後)、農協で取り扱うのは、レタス、ブロッコリー(青字は訂正後)・・・などの園芸作物が主力であること。だから、米に関しては職員も関心は高くはない。いわゆる都市型の金融・共済を中心とした農協らしい。 


 次ぎに驚いたのは、大会に集まってきた代議員の若いこと若いこと・・・・。代議員はおおよそ100名であるが、ほとんどが、20代、30代。秋田では全農協の若い職員を集めても若い職員はこんなには集まらない。


香川県にはおおよそ2400名のJA職員がいるという。年齢構成も秋田とは雲泥の差だと思った。秋田はJA経営がよくなくて新規採用はこのところ極端に控えてきた。


しかし、香川県の場合米価の低迷なんて、JAの事業にそんなに影響を与えていない。故に、一時金も年間4ヶ月程度は出るのこと。この違いである。

 それは、それとしていいんだが、この若者たちの前でどんな話をすればよいか、困った。100名近く居る若者に居眠りをさせないような講演・・・これは至難の業だと思った。

<続く>