<ブログ雑記・・・メロン産地・・・>

ハクサンシャクナゲです

<ブログ雑記・・・メロン産地・・・>


 LAは営業が仕事。日中、お客様を回る。私は、合併前は営農指導をずっとしていたので、顧客はどちらかといえば農家、それも今で言う「主業農家」である。


 いま、盛んに当地の産物であるメロンの収穫、集荷作業が行なわれている。朝飯前後に収穫し、午前中箱詰め午後出荷が一般的な流れで、午前中農家を回れば倉庫などでメロンの箱詰め作業にであう。


 「今年のメロンはどうだ・・・・」
 「今年は雨が少なかったせいか、小ぶりでよ・・・。値段も高くないしよ・・・」
 「だけど、いいメロンじゃないか」
 「メロンがよくたって、高く売れなけりゃ、なんにもならね〜〜」
 


この地区で今、一番収穫されているのが「サンキューメロン」という白い皮で、青い果肉をしたメロンである。このメロンは全国的にも当地区の特産といってもよい


他県で作られているという話は聞いたことがない。それにこのメロンはうまい。他品種と比べて間違くうまい。このほかに「カナリアン」(黄色のメロン)とか「サンデーレッド」(赤い果肉のメロン)がいま出回っている。


 一時は、メロンだけで300ヘクタールもあったのだが、現在は50〜60ヘクタール。農家の高齢化や様々な要素が面積を減らしたと思われるが、一番の原因はやはり単価安。


バブルの頃は農家手取りで一箱平均2000円もしたが、今は千円チョットとなっている。このような単価では農家の生産意欲は湧かない。


「おまえの家、メロンあっか?」

「ほらほら、これもっていけよ・・・」と買い物袋に大きな球、2〜3個入れて差し出された。私の家ではメロン栽培はしていない。


それをわかってのこと。こっちも
 「隣近所から、お裾分けがあるから、いいよ、売り物をもらっていくわけにはいかないよ・・・」 と断るが、そんなこと構わず、車の助手席においていく。


 「悪いな、いつも・・・」と頭を下げる。

「共済には、入るのはネエから・・・・これももってゆけ・・・」と黄色のメロンをまた一個差し出された・・・。


「メロンはいいから、共済入ってよ・・・」顔を見合わせながら笑い合った

「また、今度、よろしくお願いします・・・・・」