<農業問題・・・・政府備蓄米の入札・・・>

hatakeyama10262008-06-23

<農業問題・・・・政府備蓄米の入札・・・>

 
6月12日の「日本農業新聞」・・・「07年産政府米は全量落札  60?平均18000円」という見出しが、飛び込んできた。18,000円、わが目を疑った。だって、今年の仮渡金は約12,000円。

半年チョットでどうしてこんなに上がってしまうのか・・・全国米穀取引市場でも15,000にはいかなかったのに・・・。


 私も含めて、1万円チョットの米の値段には閉口している。共済の推進にいっても「米の値段が下がったので、共済にかけるお金はない・・・」とさんざん言われ続けてきた不良債権を償却しても、償却してもどんどん増えていく・・・・その元凶は米価なのである。


その価格の回復は農家の願いである。この低価格米価が、先の参議院選でも自民党を敗北に追い込んだといってもいい。


 この価格だと、政府米を安く買って、その放出は高値で・・・・結局、儲けたという事でしょうか。


 政府が儲けてもいいですよ。この値段が、07年産全体に影響するなら。問題は、何故、こんな価格をつけたかということです。農業新聞にはこの肝心のことが書かれていません。「主要銘柄の逼迫感が強い」というだけです。


 一部には、「ヤラセ」じゃないか、という声もあります。秋に予想される解散総選挙を目前にして・・・この米価では民主党には勝てませんから・・・「下衆のカングリ」といわれればそれまでですけど・・・・

突然の米価の上昇はそれだけのカングリをさせずにはおけません。


 いくら世界的に食糧危機だとはいえ、日本の米は世界市場からは隔離された存在ですし、ミニマムアクセス米を外国に売るということになったからといって、それは、長粒子米の世界のこと。


今週、二回目の入札があるとか・・・それである程度見極めが出来るのではと農業新聞は言っているが、それでも下衆はカングリたくなる