<温泉巡り・・・「津軽湯ノ沢でわの湯」「古遠部温泉」(二)・・・

古遠部温泉です

<温泉巡り・・・「津軽湯ノ沢でわの湯」「古遠部温泉」(二)・・・>


古遠部温泉



 青森県碇ヶ関から、282号線を小坂方面に走ると、遠部ダムがあり、そこを少し過ぎると「古遠部温泉」の看板がある。その看板を左折して、2キロぐらい入ると、古遠部温泉である。まさに山の中の一軒家。


 この温泉は、昔から注目していた温泉で、独身時代の20数年前に数回きている。いわば「穴場」的温泉で20数年前とほとんど同じである。


 「ひなびた山の中の一軒屋」なので閑散としているかな、と思ったところ、当日は日曜日のせいもあり、5〜6人が入浴中。6〜7坪の浴場ではこれくらいで「定員」といったところ。ここはカルシューム系の塩化物泉。


 浴槽には石膏がこびりついており、洗い場にも石鹸やカランといった「利器」はない。ただただ、源泉かけ流しである。石鹸をもってきても塩素系が強くて効かないのであろう。飲んでもしょっぱい。


 PHが7前後の中性で鉄分も含まれているらしく、こびりついた石灰は赤錆の色をしている。ここも刺激が強くないのでゆっくりは入れたら、最高の癒しとなる。温泉好きの私にはこれほどのところはない。まさに「三ツ星」の温泉である。


壁ひとつで分けられた女湯からは、母ちゃんたちの津軽弁の話し声が、浴場に響きわたってにぎやかである。


 平日、だれもいない時期、「ケロリン」の黄色の桶を枕にしてのんびりと横たわったら、最高の癒しとなる。特に紅葉時期は窓の外のせせらぎが子守唄となって・・・・。


観光客目当てではないから、ここにも当然、露天風呂とか、混浴というのはない。