<今、職場では・・・建前はもう結構・・・>

十二湖青池のブルーです

<今、職場では・・・建前はもう結構・・・> 


本年度の事業推進事前勉強会。今年もこの時期になった。常勤のあいさつ。


組合員の皆様ぬい幸せを運ぶものだ」
四川大地震にも見られるとおり、共済はお互いに助け合うもの・・・農協の共済はそれを実践し続けてきた・・・」
「経営的には保有高は年々減じている」
「新契約の実績を上げても満期や解約がそれ以上にある。」
「転換が全体の70%にもなる。お客様のための転換なのか、再度考えながら共済推進をお願いしたい。」


 「お客様のための共済???」「農協の経営のためだけの共済じゃないか・・・」誰かがつぶやいていた。


 共済、保険市場は成熟した市場として、新たな契約を取るのは至難の業である。ほとんどが転換契約なのは、新契約が難しいからに他ならない。


 そして、LAが目標に追われていてそうせざるを得ない状況にある。自らに与えられた目標を達成できなくては直接自らの基本給に影響する。月額3〜4万円減というのは珍しくはない。


 それぞれの立場からの説明が続く。

「架空契約はしないように・・・」6〜7年前に架空契約があった。監事への無名の投書によりそれが発覚した。組織的に行なわれた疑いがあり、組合長以下担当課長まで処分された。これも、担当職員が勝手にやって常勤は知らなかったということのなった。


「職員の自爆契約はしないように・・・」これも、7〜8年前は目標を達成できない職員が担当部長に呼ばれて、自爆を示唆された。私もその経験がある。当初は、「月払い3ヶ月掛ければよい・・・」であったが、今になっては1年掛けても「自爆」と判断できるのは「ダメ」となっている。


お客さんの経済状況を考えて推進するように・・・」

こんな説明は、私にとってははじめてである。今までの推進がお客様の経済状況を無視してやってきたということか。そういわれれば、そういう経過がないとは言えない。解約や失効が少なくならないからである。


 全共連からもきつく言われているらしい。「組合員の幸せ・・・」と「経済状況を考えて・・・」という言葉はどのように整合するのか・・・・。今更はじまったことではないが・・・。


 何れにしても今年も共済推進が始まる。LAの目標割合は全体の70%を超えるという。だから、一般職員は3000万から1000万である。これを達成するのとしないのとでは、自らの来年の給与に大きく影響するのである。


パイをどのように分配するか、「熾烈な闘い」には間違いない。