<温泉めぐり・・・・秋田県「鷹ノ湯温泉」・・・>

鷹の湯、露天風呂です

<温泉めぐり・・・・秋田県「鷹ノ湯温泉」・・・> 


鷹の湯温泉、秋田県南部、宮城県との県境付近の秋の宮温泉郷にある。豪雪地帯で2メートルを超えんばかりの雪のつい立の中を国道108号線を走る。曇りの天気であったが、時より雲間から照らすお日様が、白黒の雪景色を枯山水模様に一変させる。

 「すごい!」叫びたくなるような感動のなかデジカメを構えようとするが、なかなかいいアングルはない。そうこうしている内にお日様は隠れる・・・・。撮るっていうことは大体こんなもんだ、とはわかっているのだが・・・・


 前置きが長くなったが、鷹の湯温泉、「日本秘湯を守る会会員」と銘打ってある。私が秋田県内で「日本秘湯を守る会会員」温泉と知っているのは、鶴の湯と日景温泉くらいである。その二箇所にはすでに何回も行っているので是が日での入浴したかった温泉である。


 フロントで、入浴料を支払い,初めてなので・・・・と伝えたら、お上さんか?浴槽の説明をしてくれる。内湯には男性用(兼混浴)と女性用がある。男性用は混浴もかねていてそれぞれ深さが違う(130センチ、100センチ、通常が2つ)浴槽が4つある。珍しい。


私にとっては若干ぬるめだが、無色透明の弱食塩泉ということであるが口に含んでもほとんど味はしない。それよりも、湯船の木枠の肌触りがいい。平日の昼間出かけたので、浴槽は貸切。人がいればイロイロ話も聞けたと思うが、それだけが残念。


 ソコから、着替えて旅館内を移動して露天風呂へ。この露天風呂も男女混浴様と女性専用がある。当然、女性専用には入られないので、混浴様をレポートするがこれがまた最高。露天風呂の周囲は1メートル以上の積雪。眼下には川の流れ、シチエーションが最高である。二つの岩風呂。温めと暖かめ・・・かけ流し・・・


 ここもまた、貸切。外気温は恐らく、一度か零度と思われ、湯気がもうもう。しばらく堪能して額からは汗がどろどろと噴出す。タオルを鉢巻にして汗止めをしないと目に汗が入るやら、めがねが曇るやら・・・・熱めのほうが源泉かけ流しらしい。ぬるめは若干加水して湯温を下げているのだろう。


 温泉なら、熱い湯があるのも一向である。ツウとしては全くの源泉にも入ってみたいきもする。ここの温泉にはそれが通じない「体質」があるように感じた。


若干、苦言となるが、フロントの女将の言葉にもあり、「立ち寄り入浴のお客様」というパンフをもらったが、立ち寄り入浴は、一時間と規制されている。女将からもその言葉が聞かれた。


「有名」になればどこもそうなるのかと思うのだが、だれも入浴していない昼間、貸切同然の湯船、こんな状況で「一時間で・・・」という必要はどこになるのか。仮に一時間以上入浴したとてどんな不都合があるのか。


その一言で私の期待が半減したのと、この旅館の体質が見えたような気がした。「日本秘湯を守る会会員」の看板が泣いている。


 それはさておき、ここの露天風呂は最高であることだけは伝えておく。