<ブログ雑記・・・ワカサギ釣り・・・>

ワカサギの氷上釣り

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 ここ数日、「真冬日」が続いた。最低気温はマイナス3度C程度なのだが、最高気温が上がらない。温暖化というが、今年はそんなに温暖化ではない。北東北は平年並みというところか。しかし、20年くらい前と比べればずっと暖かい。


 その寒さによってか八郎湖に氷が張った。昨年や一昨年は暖冬で人が渡れるくらいの氷は張らなかった。張ってもせいぜい1日か2日であった。それが、14〜15センチの氷が張っているのである


 そこで、登場するのが「ワカサギ」の「氷上釣り」である。地元では「チカ」というが、私には「ワカサギ」と「チカ」の区別はつかない。要するにどっちでも良いのである。


 今日は結構お天道様が出ていたので、現地まで足を運んだ。写真も取った。おおよそ50人程度。地元の人はほとんどいない。皆、秋田市能代周辺ということである。50人という釣り人は少ない。10年前くらいは200人や300人はざらにいた。八郎湖の堤防脇の県道にはずらりと駐車の車が止まっていた。今は県道に駐車する車はいない。



 何故、少なくなったか。結論から言えば釣れなくなったのである。最盛期の頃は地元の人も結構足を運んだ。そのおかげで、釣果が私のところにもお裾分けで回ってきたが、ここ数年はほとんどない。残念である。地元で言う「チカ貝焼」という鍋物がおいしいのだが、それが食べられない。


 何故、釣れなくなったのか。はっきりは不明だが、ブラックバスのせいだといわれている。「ワカサギ」は回遊魚で、群れを作って回遊する。だから、釣り糸に針を10本程度つけておけば、その回遊場所に釣り糸をうまく垂らせば、一度に5〜6匹釣れるのは普通といわれている。



 八郎湖はブラックバスで有名になった。一時はキムタクがお忍びでブラックバス釣りにやってきたという噂もあった。獰猛なブラックバスによって小魚であるワカサギが食べられたというのである。


だから、ブラックバスは地元では「有害魚」として嫌われている。私も嫌いである。昔は「定置網」にいろんな小魚がかかり、それを佃煮にして加工していた。地元の特産でもあった。ところが、地元特産のワカサギ佃煮の原料は、今では霞ヶ浦からもってきているという。まがい物の地元特産である。


 要するに生態系が変わった、ということらしい。ブラックバスという外来魚だけがその原因と言うつもりはないが、大きな一因は違いないと思う。今更、ブラックバスを退治することなんて不可能である。


その餌が存在する限りその種はその種は生きながらえるだろう。悲しいかなそれが生態系だからである。
ワカサギの氷上釣りが昔のように復活するというのは正夢か。span>