<今、職場では・・・ボーナス・・・>

秋田駒、阿弥陀池の眺望です

<今、職場では・・・ボーナス・・・>



 通常は、「ボーナス」は出ている・・・ということだろう。しかしながら、「わが社」はまだ・・・。何故か、面倒な査定があるからである。


 「業務遂行能力」「業務実績」それに「常勤査定」というのがある。「業務遂行能力」というのは、責任感とか、企画力とか、問題解決能力とうとういわゆる本人に備わっている能力のことで、それを5段階評価する。


 しかし、何をどれでだけ備えれば5になるか、4になるかは具体的な事例はないし、この頃はその研修会などは行なっていない。一番大変なのは評価基準がないところで評価する査定者である。


 一時査定者は自分である。自分で自分を評価して、1から5までのところにチェックを入れる。それを二次査定者の上司が、その評価が適当かどうかを評価する。大体はソコで決まるが、一応3次評価者がいる。話したこともあったこともない人が3次評価者であることもある。


 例えば、「責任感」の項目で考えれば、責任感が強いとか、弱いとかという基準は評価書の考えによることである。統一した物指しは出来ているとはいえない。それでも、査定しなければならない。


 全県でもこのような査定を実施しているのはわが農協だけである。経営者はこれを「ベスト」だと思っているに違いない。職員は誰も当てにはしていないのに・・・

 それでも、ボーナスが高ければよい。夏、0,5ヶ月。冬0,5ヶ月である。それをこのような査定にかけてどんな意味があるというのか・・・・そんな疑問には誰も答えない。


 それにまた、11月の仮決算のデーターで額が決まる。12月から3月のデーターは年度末で調整するという。そうなると職員の意識は12月から3月は「消化試合」となってしまう

 百歩譲って、それでもいい。

 このような能力主義は職員のやる気を引き出すための営業政策であるはずである。このようなことをやって、職員のやる気が出たか、引き出すきっかけとなっているか、アンケートでもとって見たらいい。そんなこともしないで、自らが勝手に自画自賛するという構図はもう時代遅れというしかない。