<労組活動・・・香川からのお客さん・・・>

秋田駒のタチキボウシです。

<労組活動・・・香川からのお客さん・・・>



 私が、農協の経営者を相手に裁判で勝訴したことはすでに報告してある。そして、この勝訴が私だけの勝訴だけではなく、農協職員の共済推進や時間外推進に大きな影響を与えるものだということも・・・・。



 香川からのお客さんは、私の裁判の判例を武器として闘い、一時金への共済推進による査定導入を撤回させた闘いの報告と「御礼」に伺ったものである。香川県は1県一農協の県である。奈良とか、沖縄もそうのようだが、我々にはンかなかイメージが湧いてこない。その点も交流して勉強になればとおもった。

 香川県農協労組の書記長であるSさんはこの撤回させた闘いの最大の要因は、なんと言っても私の裁判の判例だとして香川県農協労組として御礼を言いたい、お前が代表して秋田まで行ってこい、といわれてきたとのこと。
 私としてもこれ以上の喜びはない。私だけでなく、支部としても頑張った甲斐があったというもの。


 香川農協労組は、18年の夏季一時金の交渉で、経営者側が一時金の支払に査定を導入しようと提案してきた。当然、労組は急なそして一方的な導入には反対した。経営側は「能力主義人事制度」の導入を経営方針としていたから、何としても導入したいと最後まで粘った。


 労組では、最初は一方的な導入だ、などと手続き論で「応戦」してきたが、これでは押し切られると思い全農協労連に相談して、私の裁判の判例を切り札として提出した。これを見て、農協の理事長や顧問弁護士も「現状では査定できない」という方向になった。

 香川県では讃岐うどんの原料の不当表示や、職員の使いこみなどでコンプラが盛んに言われていた時期で、そのため、「理事長」も県の役人が「出向」という形で派遣されてきていたから、理事長までこの話がつながれば勝てる、という感触はあったとのこと。要するに、事務レベルの「官僚」の石頭をどう突き崩すか、そして、その「官僚」のトップの常務を説得させることに四苦八苦したとのことであった。


 どこでも同じということだ。一時間半にわたる交流のあとは、鍋をつつきあい、秋田の冬の味覚を堪能した。
秋田のことはネットなどで十分調べてきたらしく、そのため、話も結構弾んで楽しい交流となった。私もすごく勉強になった。