<今日の農作業・・・稲作中間総括2・・・>

真夏の花です。つゆ草です。

<今日の農作業・・・稲作中間総括2・・・>


 いづれにしてもこの「全面転作」というのはハードルが高い。しかし、そうでもしないと多年草の駆除はままならない。今年いっぱい検討して、来年早々結論を出さなければならない。

 
続いて、昨年もそうだが、元肥をN成分で8キロ程度、穂肥で2キロ、計10キロの勘定で散布している。ここいら辺はもともと砂地なので土地がやせている。「あきたこまち」をつくってから、20数年なるが、トータル成分で6キロ〜10?の換算でやってきたが、ここ数年は、皆10?としている。


これでも倒伏は避けられている。「あきたこまち」自体が短棹性であるため、「ササニシキ」などと比して倒れにくい、といわれている。


 今年も倒伏がなければ、10?で正解ということになろうかと思う。

しかし、今の時代「穂肥」も手抜きしようとする「苗箱まかせ」などという肥料もでてきている。育苗段階で育苗箱に散布するだけで、元肥追肥も一切いらない、という優れものである。


要するに肥料の粒がコーテングされて、それが積算温度により田圃で溶解して稲に効いていく、ということらしい。もしこれがよければ、(実際使った人の話を聞くと、これで結構収量を上げているらしい)私も考えなければならない。


実際に農協では年々供給が増えているのでる。私が、危惧するのは温度の関係で変なときに大きく溶解して、倒伏につながらないかということである。倒伏すれば、稲作は完全失敗ということになる。9月中には、農協から肥料の注文書が回ってくる。これも大きな検討課題である。


 それと、「秋耕」についてである。以前にもこのことでアップしていたが、これは多年草駆除を目的としたものであった。結果的に見れば、効果がなかったといってよい。これもすぐに効果がでるとは考えてはいなかったが、逆に増えるとは考えなかった。「全面転作」との関連で考え直さなくてはなるまい。


 以上、中間総括を簡単にアップしたが、いづれにしても米の値段がこれ以上下がれば、稲作農家はやっては行けない。「品目横断的経営安定対策」も大農家中心の政策であるし、集落営農にしてもうまくゆくとは考えられない。農家自体がその選択に来ている。