<今、職場では・・・「山田としお選挙」余波・・・>

白神山地の眺望です

 私の裁判闘争についてアップする予定でしたが、「山田としお選挙余波」を緊急にアップすることにしました。


今、職場では・・・「山田としお選挙」余波・・・>


 7月29日は参議院選挙。この開票速報に注目したが、どういうわけか、系統農協が推す「山田としお」の当確のテロップが、開票早々に発表された。私は「落ちる」と予想していただけに「ううん・・・・・・」と唸ってしまった。


 そして、全職員での朝礼での組合長の挨拶
 「みんなが一致団結して頑張ってくれたおかげで、山田としおが当選した。本当にうれしい。各支店をまわって職員と話をしてみたが職員の中に一体感があった。初めての農協独自候補をなんとかして当選させなければ、という気概が皆さんの中に感じられた。」 


当農協の目標投票数は700票。獲得投票が750票。秋田県の全体での目標が2万票なのに獲得票が11120票・・・・」投票数をそらんじていた。あの組合長が細かい数字を覚えているとは、相当うれしかったに違いない。それに、県全体では目標に対し半分強の実績なのに当農協は100%以上の成果なのだから・・・・。


 そのせいかどうかはわからないが、こんなことまで表明した。
 「我農協では、ギリギリのところで仕事がされている。本当に余裕のない仕事である。特にパートは時給650円で最賃制ギリギリである。こんなことではよい仕事は出来るはずがない。せっかく、今回の選挙で一体感を醸し出したのだから、来年の経営計画では、700円まで引き上げたい。そうすれば、余裕のある仕事が出来るのでは・・・」


「職員のボーナスは今、年間1ヶ月。職員から悲鳴が上がっている。なんとかして年間3ヶ月を目標として計画を組みたい。」


 「エエーー」とわが目、いや耳を疑った・・・・。パートはもちろん、職員から年間1ヶ月の手当に不満があるのは企画会議等で明らかになっている。それをつい最近まで、経営が厳しい。不良債権に蝕まれている・・・と再三、再四にわたり弁解していたのだから・・・さては、今回の選挙での「ご褒美・・・」と疑いたくなる。はたまた、連合会への階段をステップアップするためか・・・とへたな勘ぐりも出てくる

 しかし、この組合長の「口上」はその「額面」通りには受け取れない。決算手当を「三分の一方式」にするとか、様々な「人参」を職員の鼻面にぶら下げて、欺いてきた経緯がある。過大な期待は、裏切られたときの落胆がそれだけ大きくなる。

 ご存知の通り、今回の参議院選挙は自民党の大敗。山田としおは与党の中で頑張らないと意味がない、といって自民党公認となった。自民党が野党になったらどうするのか。また、山田としおの農業政策は自民党のそれより民主党に近い。どうみても様々な矛盾にぶつかる。


ただ、全中をはじめ、経営者達は今回で味をしめ、このパターン(ぐるみ選挙)を続けるに違いない。次の衆議院選、そして、3年後の参議院選・・・・そのたびに職員は犠牲になる。給料も上がればいいのだが????