<今日の農作業・・・土あわせ・ハウスのビニールかけ・・・>

これは昨年の発芽の写真です

<今日の農作業・・・土あわせ・ハウスのビニールかけ・・・>

 いよいよ4月、農作業が始まる。すでに種籾の消毒、浸漬は始まっているが、「肉体労働」としての農作業は今日から・・・・。おかげで、肩は痛い、腰、腕・・・と毎年のことながらさんざんであった。米価が上がることを期待しながら、以下報告する。


 まずは種籾の消毒。私は経費の削減のため、種籾は毎年更新するが、種子は「準種子未消毒」を注文する。本種子も準種子も米にたとえれば、「一等米」と「二等米」の違いでしかない。だから安い準種子で十分というわけ・・・。


また、今ではほとんどが消毒済みを注文しているが、私は未消毒を使い、自分で「ヘルシード」で消毒する。そのほうが安上がりになる。50キロを消毒するのにせいぜい1時間あればよい。消毒済みは機械消毒なので、籾殻がこすれて「スタリ」が結構出る。その割りに消毒済みは単価が高い。品種は当然100%「あきたこまち」である。


 消毒した種子を2〜3日乾燥させてから、水槽に浸漬。これは2家族での共同作業。今年は、加温による発芽はしないで、水槽の水温を高くして水槽の中で発芽させることにした。うまくいくかはわからないが、これが手取りばやい。その代り、水をこまめに入れ替えなければならない。

 
次の作業が、土あわせ。育苗箱に入れる土を(「培土」という)に肥料とカビを防ぐ農薬とを混入するのである。これが、大変な「肉体労働」。二トンダンプで買ってきた赤土をミキサーにいれ、それに既定の分量の肥料(稚苗用)とタチガレンエースを混入する。

混入された赤土は、ハウスの隅に積んでおく。これを後日育苗箱に詰めなければならない。赤土は保水力がいいので使う


 二件分で約千枚、半日の作業である。5人で行なった。これはハウスの中でのスコップを使う作業なので、大変、汗だくで腕、腰はパンパンとなる。これが、3月31日の作業である。

 続いて、ハウスにビニールをかける作業である。近所の農家は一年中ビニールをかけっ放しでいるので、そういう農家はこの作業は不必要。しかし、彼らのビニールは3年〜4年で破れる。


私の場合は、年に50日くらいしか使わないので、その50日が終われば、ハウスからはずす。そうすると、風害にもあわないし、7〜8年は破れない。ただ、かける作業とはずす作業が大変な作業である。


 特にビニールがけは、天気が問題となる。特に風は大敵で作業条件は風のない休日となる。切羽詰れば、風があっても強行しなければならない。そうなれば、本当に悲惨・・・としか言いようがない。祈るだけである。これが、4月1日午前の仕事であった。


この両日の作業で、4月1日の午後からは、疲労とビールの酔いの為、14時から17時まで「昼寝」をしてしまった。明日の出勤はきつくなりそう・・・・。