＜山の会・・・合併総会・・・・＞

＜山の会・・・合併総会・・・・＞

　近年の「市町村合併ブーム」の流れから、昨年、当町も近隣の三町が合併した。そして、すべからく町の関連団体も合併となっていく・・・ならざるを得なくなっていく・・・。

　私が会長の町内の「登山の会」も町の体育協会に加盟していたため、そしてそれによってわずかではあるが、補助金をもらっていたため・・・その補助金を今後ももらい続けるためには、三町の登山の会や山の会も合併せざるを得なくなってしまった。

　先日、その合併総会が行なわれた。要するに、当面は「形だけの合併」で実質は今までの「登山の会」の事業を各自でそのままやってゆくのだが・・・またそうしないと、楽しくないし、うまく行かないということから・・・要するに合併した新町からの補助金の受け皿としての合併であった。

　最初はあくまでも「形式的なもの」としたのだが・・・それがどっこい････挨拶や事業計画説明、役員の選出等々終わって、懇親会。参加者が２０名近く、一人一人の自己紹介が始まった。当然、山が好きなもの同士、山とのかかわり等が話されていく。

　山登りが好きなもの、山よりも高山植物、高さを求めるもの、山の雰囲気が好きなもの・・・自然保護感等々千差万別。そして一人一人の考えと言うかスタンスが本当にしっかりしている。年も平均で６０歳近い。それぞれの山の話に花が咲く。初めて会って、初めて杯を交わす仲間だとは到底思えない。

　皆、それぞれ「自分の山」を持っていて、その自慢話、経験話。それも決してイヤミ臭くはない。山のよさ、そして恐さを知っての上の話だから敬虔さをうしなってはいない。酒がすすむ。新しい仲間が出来た・・・と実感した。

　山の仲間はいい。そして、山もいい。今年は今まで以上に楽しい山登りが期待できそうだ。