<今、職場では・・・異動異聞Ⅲ・・・>

大潟村熱帯植物園にて

<今、職場では・・・異動異聞Ⅲ・・・>


 非管理職の3人のうち、一人は夫が時間をおいて辞めた。「女は辞めて再就職をするとなれば、相当苦労する。男は何かにする仕事はあるから、俺が辞めたほうがいい」という結論だった。その妻職員は逆に現在管理職になっている。


 次の一人は、辞めないでしばらくいた。しかし、自分が「管理職」になった。当然妻にはプレッシャーがかかった。経営者も管理職にしておいて、一年後、「そろそろどうだ」ときた。「妻が辞めないならば、今度の異動であなたはLAだ」と攻めた。


その妻は、私と同級生だったので、私にも相談にきた。旦那からは「この年になって、LAなんて出来ない、経営者が言うことには頭にくるが、使われている身、お前が辞めてくれ・・・」こんなニュアンスで言われたそうだ。辞めざるを得なかった。彼女は職場の送別会も拒否した。同級生数人だけの寂しい送別会だった。



(「送別会 お世話になりました バカヤロー 」これは、私がつくった川柳です。)


 彼女の旦那は、3年間その管理職で頑張った。しかし、4年目には「LA」に異動、「成績不振」のためか、2年目の「LA」で「自己都合退職」となった。彼も送別会は拒否した。妻も実質、辞めさせられ、自分も追い詰められて辞めざるを得なくなってしまった。「俺は仕事は出来るんだ・・・」という変なプライドが彼にはあった。しかし、LAへの異動で彼のプライドはへし折られた。その結果である・・・。本当に情けなかった・・・。



 もう一人は、ずっ〜と「ヒラ」であったので、夫婦そのままであった。さすがに経営者もシビレを切らして、直接「退職勧告」をしたそうだ。彼らも、もうそろそろ・・・と覚悟を決めていたらしくて、すぐその勧告に応じた。

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その前に双方にいろいろな「嫌がらせ人事」があったのでそろそろ限界、と二人で話し合っていたとのことである。

 上記の夫婦職員たちは、悲しいかな、労組には加入してはいなかった。