<労組活動・・・学習会Ⅱ>

厳しい寒さの中、山茶花がさきはじめま

<労組活動・・・学習会Ⅱ>

 
学習会終了後は恒例の懇親会、いや交流会である。この交流会がまたいい。


「単なる酒飲み」と批判されるときもあるが、[本当の交流会]にするか、[単なる酒飲み]に終わらせるかは参加者の意識次第である。

 私は、以前に学習会をした支部の参加者と意識的に杯を交わした。

「その後、経営者と顔合わせすると言うことになっていたが、どうなった?」


「執行委員が13名集まって顔合わせをしたが、まともな話にはならなかった。酒飲んだだけ・・・と言う感じ。ああいうふうな場で酒だけ飲んで・・・というのはよくないと思う。経営者と馴れ合いになるような気がする」


「それでも、経営者から、顔合わせしようと申し込んできたと言うことは、今までと違ってきた・・・と言うことじゃないか。それは、今年の夏期要求で頑張ったからだとおもう。」


「こちらの事前の打ち合わせも悪かった。執行委員に自分の職場の問題点を持ち寄って来い、と指示していたが誰も持ってこなかった。まだまだ意識が低い・・・」


「まあ、一歩は前進した。もう一歩前視するためにこの年末要求で何をするかだ。頑張ればそれだけの成果がある」 

こんな話を焼酎を注ぎあいながら一時間近く。また・・・

「オレの手取りは、今35歳だけど17万チョット。これで生活できるはずがない。おれは意識的に残業を上げて、安給料をカバーしているが、みんなはどうやってやりくりしているんだ・・・」 と具体的な生活の話になった。


「おそらく、みんなも同じくらいの安給料だから、大変だと思う。子供もいて母ちゃんもいて・・・、そこの話もしていかないと、労組で頑張ろうと言うことにはならない。」


「組合長の役員報酬は月64万。安くはない。それでいて経営は大変だ、といって職員の年収を下げようとする。頭にくる。」


 「そうだ。労組の原点は給料だ。そして生活だ。仕事のこと、組合長のこと、人の悪口ばっかり言い合っても、団結とはなかなかならない。自分たちの生活実態を出し合うのが必要じゃないか・・・」 


おそらく、酒が入らなければ、こんな話はできないだろう。「労働組合の原点は居酒屋だ」と言う話にはうなづける。


 これは、単なる酒飲みではない。立派な交流である。おかげで二次会、三次会まで付き合った・・・。次の日はご想像の通り・・・・ツライ。