<今、職場では・・・監査講評Ⅰ・・・>

滝壺から見上げた幸兵エ衛の滝

<今、職場では・・・監査講評Ⅰ・・・>

 全国監査機構による監査があったことは、先日アップした。その結果は「監査講評」という形でJAの経営者に報告される。正式には書面で報告されるが、口頭での報告が、理事、監事、幹部職員を集めてあった。


購買事業の基本がなっていない」と監査士は声を荒げたと言う。在庫管理から、伝票整理から、検印、内部統制・・・・。幹部職員も相当ショックだったようだ。「基本がなっていない」との言葉に対して、専務は「あの監査士は生意気だ」と言わんばかりに、頭にきていたようだった。「基本がなっていなければ、事業が成立するべくもない。それをそんな言い方でいうなんて・・・」


 指摘した監査士は、我々の業界でも「難しい」と言うことで知れわたっている。「生意気だ」と言われてもしょうがない「個性」の持ち主でもある。


 叱られた経営者、特に組合長は自分のメンツは丸つぶれ。「お前らがきちっとしていないからこうなるんだと」と怒鳴り散らしたと言う。さあ、それで幹部職員はどうしたか。幹部職員も部下を怒鳴り散らしたのか???。それは、人によって違っていたと・・・。要するに怒鳴られやすい部下と、怒鳴れない部下がいる。これはどこの職場でも同じである。



 それで、幹部職員の現場職員からの事情徴収が始まった


「ゴシャグ(秋田弁で叱るの意)にきたのではない、事情を聞きにきたのである」と最初に断りを入れながら・・・。だが、どっこい現場職員はそうは取らない。自分たちの責任を追及するために来た・・・と皆が思った。「オレは首を洗ってまっている・・・」とか「どこへとばされるのかな〜〜」とか冗談か本気かがわからない独り言が出てくる。
<つづく>