<種苗交換会・・・日本の農業を守ろうⅡ・・・>

立又渓谷、一の滝です

<種苗交換会・・・日本の農業を守ろうⅡ・・・>


何とか、暇を潰していよいよ署名活動のキャンペーン開始。参加者は私も含めて7名。テーブル、テープレコーダー、署名用紙、ノボリ、チラシ、それから、全農からもらった粗品のポケットテッシュ。七つ道具はそろった。


テープレコーダーが「日本の食糧自給率は40%で、北朝鮮アフガニスタンよりも低いのです・・・」叫ぶ。その傍らで「食糧自給率向上のための署名お願いします」と地声で叫びながらチラシを配布する。反応はいい


チラシはどんどんはける。参観者はどちらかと言うとじいさん婆さんの高齢者が中心で、「ただでもらえる物は何でも・・・」との感覚で、チラシを受け取りに来る


「私にも頂戴・・・」
「どうぞ、署名もお願いします」
「署名? 書かなければいけないの?」
「何とかお願いします」
「しょうがないわね・・・」

こんな会話が続く。


「署名したから、もう一個テッシュ頂戴・・」こんなチャッカリ組みも・・・
それにしても反応はいい。三つ並べた机に、署名しようと順番待ちの光景が結構見られた。農業の問題。食糧の問題はみんなの関心事。今年は米価が一段と下がったのも原因かもしれない。


そうこうして、約二時間。足が棒になった。喉もカラカラ。その間には、地元の集落の知人や、仕事上で懇意にしている組合員、知人が結構声をかけてくれた。署名もしてくれた。


私としては、「日本の農業を守ろう」と書いたゼッケンをしながら、チラシを蒔いている。結構気恥ずかしかったが、今更、引っ込めない。堂々とやるしかない。


二時間は、短いようで長かった。二時間で署名は200チョット。少ないとはいえない。好天が幸いした。


会場は、三箇所あるので、そこで連日やったら、署名も相当数集まると思うんだが・・・本来、私たち労組がやるんじゃなくて、主催者の農協中央会でやるべきことなのだが、いまの農協はそんな「面倒くさい(?)ことはしない」 「運動」よりも「金儲け」のほうに興味があるのだろう。


午後一時、ようやく終了。正味二時間。腹もへった。すぐそこに出店がある。そばでも食っていこう、と物色した。なんと、天ぷらそばが500円。うまそうにない、てんぷらも衣だけ(?)トン汁も200円。これは、「暴利だ」と思いながらも、背に腹は代えられない。

想通り、まずかった
家へのお土産は、天然のなめこ、ひとパック200円を双パック。これも安くはない。まあ、こんなもんだろうな・・・と変に納得して会場を後にした。
<終わり>