<紅葉狩りⅡ・・・>

下段からみた安の滝

紅葉狩りⅡ・・・>

 特に、時たまお天道様が発する日光が、その赤や黄色を一層際立てる。デジカメもっていったので、日光で照らされた紅葉は最良のシャッターチャンス。いくら紅葉が綺麗でも、曇天の下での写真は映りが悪い。20数年もカメラをやっていればそれくらいのことはわかる。



 途中、休み休み・・・。そのたびに、「重装備」の「昔、若かった女性」たちが、一枚一枚と「皮」をはぐ。40分といったが、急なのぼりはないので、チョット汗をかく程度。


それでも、「重装備」の人は暑いらしい。30分位して、「安の滝」の一部が見えてくる。みんな歓声。とくに初めての人は、涙こそ流さないが感激の驚き・・・。


 安の滝は、2段になっていて、下段の滝に先に到着してから、上段目へと登って行く。下段目より上段目のほうが私としては迫力を感じている。今年は今時点で雨が少ないため、水量も少ない。水量が多いと下段目の滝は水しぶきで傘が無いと立って入られない・・・。幸いにして水量が少なかったためか・・・見物するにはちょうどよかった。



 下段の滝でみな記念撮影。他のハイカーも数人。みなカメラに三脚をつけて・・・格好だけは「一流カメラマン」。日光がでて、紅葉が輝く一瞬を狙っているのか、三脚はがっしり構えてそこから動こうとはしない。我々からすればチョット邪魔。「いい場所」を独占されてはかなわない・・・。


 そこから、上段の滝に滝に登っていくのだが、これが、チョット急な上り坂。息を切らせながら・・・。そうすると、眼下に上段の滝の滝壺が見えてくる。皆感激して言葉も出ない・・・・。

紅葉とのアンサンブルがすばらしい。私も紅葉シーズンに何回か着ているが今回が最高。滝壺の周囲は結構広いのでしばらくは散策。皆思い思いに撮影している。でも、なかなかお日様が出てくれないので、じれったい。


ここで、私の長靴が活躍。滝壺こそ深くなっているが、そこを除けばなだらかな流れになっている。そこを長靴で渡り歩く・・・。「どうだ、長靴の勝利だぞ〜」と言わんばかりに闊歩して歩く。登山靴連中は、身動きがなかなか取れない。


 20分もして、そろそろ帰ろうか、と言う誰かの声を合図に滝を下る。帰りは、早い。行きは、紅葉の景色を一つ一つづつ確かめるように、確認しながら、且、目に焼き付けながら・・・新たな感動を噛みしめながら、登ってきたのだが、帰りはトソクサとわき目も振らず帰る・・・ようである。

こういうところは、行きと帰りは景色が違うことを初心者は気がつかないのである。特にカメラを持って、意識的に「よい景色」を撮ろうとする意識があるとその違いには一層気がつく。


 行きと帰りでは、光の当たり具合、見る角度と見晴らしなどが全く違う。これらのことをインプットしていかないと損をする。この絶景に対しても失礼である。


 そんなことを思いながら、下ってきた。駐車場につくと、なんと駐車場が満杯。乗用車があふれているではないか・・・。駐車場の管理人が言っていたとおりになった。青森、岩手、宮城、静岡や名古屋・・・・県外ナンバーが目に付く。この「安の滝」もメージャーになったか・・・と一瞬の寂しさも感じる。<つづく>


<この安の滝の迫力はすごいものがあります。このほかにも写真はありますので、無料で送付します。必要な方は、コメントで>