<労組主催のシンポジュームがありました・・・Ⅱ>

赤水渓谷の最奥の兎滝です

労組主催のシンポジュームがありました・・・

最初に、岩手大学 横山英信教授(農業経済論)の基調講演


 「品目横断的経営安定対策」(以下、「対策」という)がでてきた背景を説明しました。要するに政府の財政が逼迫し、予算がなくなったので、「国際競争力」をつけるということを口実にして、「効率的な」予算、最小支出で最大限の効果を生ませる・・・・。「ばら撒き補助金」からの脱皮。ということだと。


 基本的な方向は、「小農家切捨て」の「大農家育成政策」であり、これまでの「生産し、販売した農家」に対する助成から、「限定された担い手農家」に対する助成へと方向が180度転換、ということです。


 要するに、難しく言えばWTO新自由主義、「小泉構造改革」の流れの一環として、それが農業分野にも現れてきて、農業、農協つぶしの一環として位置づけられるということでした


 正直言って、難しい話でしたが市町村合併少子高齢化社会などすべて『効率化』一辺倒で流れている今の社会の中で、農業分野もその中に大きく組み込まれている、という実感でした。


 昼食の後なので、不謹慎ですが、眠たくて・・・眠たくて・・・私はこういうときは、ガマンするのではなく、五分でも十分でも寝てしまって、「さえた頭」で話を聞くことにしています。


最前列のほうにいましたので結構、「船を漕ぎ」ました。あたりを見回したら、隣近所も私と同様でホッとしました・・・。


 先生の話は、結構歯切れがよくわかりやすくてよかったですが、難しい話を簡単にわかりやすく、そして時間内に・・・・という制約の中で、相当苦労したと思います。


 講演の続きですが・・・。
 じゃ、どのような人が対象になるかと・・・・。このことは結構新聞等で扱われているので知られていると思うんですが、
認定農業者(個人、農業生産法人)―――都府県 4ha以上、北海道10ha以上
集落営農 ――― 20ha以上
 ということです。


 これらの人に対し、「ゲタ」とか「ナラシ」とかいう助成措置を講じることになるそうです。

この「ゲタ」とか「ナラシ」とかいうものの説明は、面倒なので省略しますが「基本助成金」と「価格変動対策助成金」とでもいったほうが、厳密ではありませんがわかり易いと思います。ただし、これは、米、小麦、大豆、甜菜、馬鈴薯の5品目についてだけが対象品目となります。


(私は田圃が2.4ヘクタールです。集落営農やらなければならないかなあ・・・、どうしようかな・・・と悩みました。)


<赤水渓谷を90分ほど登ると兎滝に突き当たります。この上も登れるのですが、一人であったため、ここで終了しました。水が少なかったためあまり、迫力はありませんでしたが、水量が豊富な時期は結構迫力があると思います。>