<今、職場では・・・猛暑・・・>

まだまだあった、チングルマの群落です

今、職場では・・・猛暑・・・>

連日35度近くの猛暑。


職場は、エアコンが効いている。しかし、倉庫と事務所を行き来するものにとっては、その温度差がなかなかきついものとなる。


こんな暑い最中にもお客さんは来る。
「あのね〜〜〜」といいながら、用件の言う前に「暑いね〜〜何とかならないのかね〜〜」が枕詞となる。


ひえ〜〜!!涼しい・・・・」「ここから、戻れないよ〜〜〜」と続く。


それから、用件。
「いい大根の種がない?」今、8月。今蒔く大根は10月上旬の収穫となる。暑すぎるので発芽は容易だが、その後の栽培管理が難しい。病気とか虫害がすごくなる。


こんなお暑い時、なんでまた、大根の種なんか蒔くの?」「黙って昼寝していればいいのに・・・」とからかった会話が続く。


人が、やらないときにやることが、高値に結びつくんだよ・・・」「これが長年の百姓の知恵だ・・・」 まさにその通りだ。大根の旬は11月中下旬。この頃の大根が身がしまって、辛くて、うまい。しかし、栽培が容易だから誰もがつくり値段は、農家手取りは一本20円、30円しかならない。大根は一本80円程度の手取りで、ホクホク顔。


 10月上旬の出荷だとまだ、そんなに安くはならない。何とかペイするだけ手取りを確保する確立は高い。


「どんな大根がいいの?」「ピンからキリまであって・・・それに、この種は返品が効かないからな」

今は、種は袋で売るのではなくて、缶での売買が主流となる。缶詰で売るのである。何粒という単位ではなく、1㎗という単位を使う。一缶が1㎗である。缶だから開けると返品は効かないのである。


それで、品種の選定は慎重にならざるを得ない。窓口の職員より、農家のほうが品種には詳しい。カタログを時間を掛けて眺めながら・・・ようやくきめる。早速、種苗会社に電話で発注。「明後日配達するから・・・」と注文を受ける。


「帰りたくないよう・・・・」
外はまだカンカン照り。その気持ちよ〜〜くわかる。


<写真は、八甲田井戸岳の火口の残雪の脇に咲くチングルマです。残雪のため気温が低くまだ咲いていました。残雪も気持ちがよかったです。>