<今、JAの職場では・・・夏期手当て・・・>

秋田駒のヨツバシオガマの群落です

 夏期手当て(前回からのつづき)


●●組合長は何年前かの新年の挨拶で(当時は副組合長)「JAの経営がよくなれば、職員の給与も必然的に上がっていく、そうすることが経営者の役割だ」と述べていました。


 ところがどうですか、JA△△の財務体質は年々向上しています。県内16JAの中でもトップクラスです。「それは、職員が頑張ったからだ」(●●組合長の言葉)と口ではいっても、「頑張って、年収が下がる」ということは、どういうことなのでしょうか。整合性がありません。


 まして、赤字ではありません。本年の収益が下がったのは、不良債権がらみで約1億円の償却が必要であったため、としてそれは例外的であることを○○常務も認めていました。基本的には経営が順調に推移していることには違いがありません


 こういう中で、職員の年収減を計画するということは、役員も自らの報酬についてもそれ相当の決意で望まなければならないのが原則でしょうが、その兆候は、私たちには感じとれません。



 つまり、「経営の責任」を一生懸命頑張っている職員に転化することだとしか考えられないということです。経営計画を見ると役員報酬は総額では、前年を上回っているではありませんか。職員の年収を減じるなら、役員が率先してその報酬をそれ以上に減じるのが、今の社会の常識というものではないでしょうか


 
 JAの経営がよくなっても職員の年収は減じられる、という今回の夏期手当ての「前代未聞」の事態に対し、その弁明をお盆前までに聞かせてもらえないでしょうか。その内容によっては、私たちも労働組合として対応しなければならないと思っています。


 最後に、○○常務は「労組との交渉については、組合長、専務からすべて私に委任されている」といっていました。今の方法では、末端職員の声がトップに届いているとは思われません。(「末端職員の声なんか届く必要はない」という方針なら別ですが)再考をお願いするしだいです。(了)

<秋田駒の焼岳から横岳にかけてヨツバシオガマの群落が続きます。紫色の花は盛夏の色です>