今日の農作業 〜〜雑草との闘いⅡ〜〜

タカネスミレの群落

今日の農作業 〜〜雑草との闘いⅡ〜〜

 さて、具体的な作業です。田圃と天気を見計らって、7/8の午後から作業にかかりました。200リットルタンクに500CCのバサクラン液剤を4本投入し(濃度は濃い目です)15㍑のバッテリー噴霧器で174aの田圃に散布するのです。「15㍑のバッテリー噴霧器」というのが「ミソ」で泣き所でもあります。


 我が家には、パワーのある動力噴霧器がありません。それと、水を落として散布するので、「スポット処理」が出来るのです。


「スポット処理」というのは、生えている雑草だけに散布することが可能で、それでも十分効果があるのです。つまり、雑草が生えていないところには散布する必要がないのです。それだけ、散布する薬剤が少なくてすむのですしかしながら、それはヌカル田を歩き回るというこれも重労働です。それも、晴天の中を・・・・。


 おそらく、このような方法で散布する人は、近所にはいないでしょう。動力噴霧器があれば簡単に出来るのですが・・・・


 この重労働作業で完了したのが、9日の17時。二日間で10時間かかりました。体重が約3キロ減じました。しかし、この後のビールは最高でした。


 そして、バサクランの効果ですが、天気がよかったためか、8日に散布した田圃では、すでに黄変が始まっていました。大成功です。しかし、比較的雑草が少ない一枚の田(20a)に粒剤を散布したのですが、そこには効果が見られませんでした。水が完全に落ちきっていなかったのが原因ではないかと思います。

 隣の人がいいました。「お前の田圃が赤くなっていいる・・・病気なんじゃないか・・・」と通常はみなそう思うでしょう。雑草が多ければ多いほど「赤く紅葉」するのですから・・・

 これで、雑草との闘いは終わったのかといえば「ノー」です。この後、盆すぎには「ヒエ」がノリョリと稲よりも背高に伸びてきます。これをいかに防ぐかも課題となります。12000円の米価の割には、経費がかかるではありませんか・・・・(泣)


<写真は「タカネスミレ」の群落です。7月の中旬になると、ここは「コマクサ」の群落にもなります。秋田駒のコマクサの群落は「見事」の一言に尽きます。まさに高山植物の女王、といえます。>