今日の農作業 〜〜雑草との闘いⅠ〜〜

秋田駒の山つつじです

今日の農作業 〜〜雑草との闘いⅠ〜〜

 稲は、最高分げつ期をすぎ、中干の時期になりました。私の場合は6/27から中干を始めたわけですが、雨のため田圃がなかなか乾きませんでした。7月に入ってから、ようやく乾き始めました。それと共に、雑草との闘いもはじまりました。

 私の田圃にはどういうわけか(日頃の行いが悪いためか・・・(笑))クログアイ、シズエ、ホタルイ・・・等々の多年草雑草が多く、それが収量にも影響しそうなのです


ですから、これを何とかしなければなりません。
 本当は、田圃の中に入って、手作業で除草すればいいんですが・・・この重労働をする人は今の時代、誰もいません。この作業は機械化も無理なようです。そこで頼るのは除草剤です。


 ポピュラーな薬剤ですが、「バサクラン」という商品名の薬剤を使います。ところが、この薬剤はなかなか手ごわい・・・・。液剤と粒剤があるのですが、

まず、第一に水を落とさなければなりません。通常の除草剤は水を張って使用するのですが、この薬剤だけは、水を落として使用します。そうしないと効果がでないのです。ですから、通常は、中干を少し早くして、水を落とした時期に使用します。


 第二に、粒剤の場合散布した後2〜3日雨が降らないことも効果を上げるための条件です。液剤の場合も散布後、一日くらいは雨が降らない時期を選ばなければなりません。


 第三に、晴天の日が最も効果がでます。晴天ですと2日くらいで雑草が黄変します。曇りですと一週間も効果がでない場合もあります。要するに、この薬剤は雑草の光合成を抑制することによって枯らすので、天気がよいと光合成が出来なく、すぐ枯れてしまうのです。要するに効果が上がるということです。


 以上のような条件が必要なので、天気と田圃を見比べながら、その散布のタイミングを計らなければならないのです。土日しか、散布できない私にとっては、なかなかきつい作業なのです。


<写真は、秋田駒の山つつじです。登山道の脇に咲いていたのですが、背景を男目岳がとてもきれいでした。>