<今日の農作業〜〜中干〜〜><今、職場では・・・「成果給」②>
<今日の農作業〜〜中干〜〜>
第二に、田圃の「ガス抜き」です。要するに根に酸素を供給するということです。
田圃には、毎年稲刈りによって、短く刻まれた稲藁がすきこまれます。それが、地温の上昇とともに腐敗して、メタンガス等が発生します。
今の時期にぬかるんだ田圃に足を入れると「ぶくぶく」とガス(気体)が発生します。このガスが、稲の根の成長に悪影響を与えます。そのためにこのガスを抜く必要があります。昔は『除草機』などでガス抜きをしていましたが、今はほとんど見受けられなくなりました。
その替りといってはおかしいですが、中干をすることによって、田圃に割れ目が走り、そこからガスが抜けていきます。それと同時に、根に酸素が供給され、根の健全な成長を促すことになります。
第三に、「出来秋」の刈り取りに備え、田圃を硬くするということです。これは、田圃によっても違いますが、ぬかる田圃は秋の稲刈りに備えて、一度干して田圃を硬くしておくという作業も必要となってきます。そうしないと秋になってコンバインが田圃に入れないという心配も出てくるからです。
以上が中干の効用ですが、当地では現在梅雨のため、田圃を干せない状況になっています。自然には勝てないです・・・・。
<今、職場では・・・「成果給」②>
そうならば、とみんな「自衛手段」として、目標管理の数字を下げる。要するにその部門の経営計画の数字を下げるのである。
貸付なら「融資目標額」を下げる。購買なら「供給額」を下げ、手数料率を上げる・・・経営者は、経営計画のトータルの数字しか見ないから、個別の部門の細かい数字は見ないし、彼らは見てもわからない・・・のだ。
そうもしないと、自らの生活を守れない・・・減給されたらたまったもんじゃないから・・・
こういうことが数年も続けばどうなるか? 商系の業者に太刀打ちできなくなる。
いづれにしても、JAの職場は業種が違う「どんぶり勘定」だから、画一的な査定方法はなじまない・・・それを今はやりだから・・・といって導入しようとする経営者の無能力さには驚かずにはいられない。