<今、職場では・・・「成果給」①>

残雪が残る秋田駒ケ岳です

<今日の農作業>


 「中干し」の時期になりました。「中干し」ってどういうことかわからない人もいると思いますが、要するに、田圃の水をすべて排水することです。


どうして、排水するのでしょうか?
第一に、「無効分げつ」を抑制するということです
 稲っていうのは、田植時は3〜4本だった稲が、成長するにつれて、茎数が増えていきます。根からあらたな芽がでてくるのです。そのことを「分げつ」といいます。


しかし、その「分げつ」した茎、すべてに稲穂が実るわけではありません。田植をし、収量を確保するということは、稲穂が実る茎をどれだけ多く確保するかということなのです。

逆に言えば、実らない茎は必要ないのです。実らない稲は途中で消えていきます。つまり、養分だけ吸って、実が実らない、ということはそれだけ無駄なことをするということです。その無駄をなくすことが「『無効分げつ』を抑制する」ということなわけです。

稲が、「分げつ」するためには多くの水分が必要です。水分を切ることによって「分げつ」を抑制するのです。このことは、実際稲をつくったことのある人で無いとなかなか理解できないと思います。


<今、職場では・・・「成果給」①>


 我がJAでおこなわれている「成果給」。17年度の結果が個々に開示された。3月末の決算での数字を個々の目標管理の数字にリンクさせて「S・A・B・C・D」の考課を実施する。その結果にあわせて、昇給額が決められる

しかし、誰もが公平とは思っていない

 恒常的は赤字部門の農機や生活部門は押しなべてCかD。その対極の黒字部門の貸付や共済等の実績はAが中心。本人の実績や能力に係わらす、黒字部門に異動になれば「昇給」市、赤字部門なら「減給」となる。今年は農機ではほとんどが月額で1万から2万減給とのこと。


Aさん(農機)「俺、2万円も減給だ・・・。こんなことって許されるのかよ。生活できないよ・・・」

Bさん(信用FA)「俺は、18千円アップした。昨年LAで目標いかなかったので減給されたが、その分戻ってきたと言う感じだ・・・」


Cさん(支店貸付)「私は、いくらか上がるとは予想していたが、1500円のアップ定期昇給までは行かないまでも、下がらなくて良かった・・・」


みんな悲喜交々・・・このようにして、話は尽きない。特に、共済の個人目標を達成していないと軒並み減点される。特に共済の実績がゼロだとマイナス2点で、総合評価もほとんどが「D」評価とされる。

ある部長が、共済の実績がゼロ。それで「D」評価。役職の地位と成果給での評価、全く整合性が無い。これが「JA」といえばそれまでだが・・・・。

<先日、秋田駒ケ岳に登山しました。快晴に残雪のコントラストが絶妙でした。これからは数回、秋田駒の風景と高山植物をアップします。>