今日の農作業<雑草との闘い>/「不良債権」って?

あぜ道に咲いたタンポポです

今日の農作業<雑草との闘い>

 田植も終了して、一休みといったところです。おかげで、職場に行ったら「お前、朝から酒飲んでいるのか・・・」とからかわれました。そうです、日に焼けて真っ黒じゃなくて、真っ赤になってしまったのです。お客様にも言われました。


 当地では、5/20,21頃がおそらく田植の最盛期でしょう。いつも一番遅いJA職員が、一番早いとは・・・。ひやかされるのも当たり前ですね。


 田植の日が天気が良かったせいか、苗の活着も順調なようで、「代枯れ」(田植後低温で苗が枯れ死すること)の心配も無いようです。これからは、水の管理だけで十分です。しかし、今度の日曜日に予定している「一発除草剤」のために一定の水量を確保しておかなくてはなりません。


 これからは、雑草との闘いです。私の場合、30キロの動墳を背負って、田んぼの中に入ります。この重い物を泥のぬかるみ田んぼの中を背負うってなおかつ、粒剤を均一に蒔く、ということは至難の業です。しかし、これをやらねば、雑草との闘いに勝利は出来ません。

田植後のあぜ道にきれいなタンポポが咲いていました。<写真>



 不良債権」って知っていますか?



 この不良債権という言葉、今はやりというか、連日のようにマスコミをにぎわせていました。そして現在も社会問題として、様々な形で言われています。


 ところが、その不良債権の内実はなかなか一般の人ではわかりません。若干解説しながら、検討してみたいと思います。


 不良債権とは、お金を貸したけどそのお金が約束どおりに返済されないことが、発端となっています。それを「延滞債権」といっています。


通常、延滞が3ヶ月超えると「不良債権」として扱われ、その内容により、「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」『破綻先』に分類されます。

 そして、金融機関は決算で「破綻懸念先」以降はその利息を計上できないことになっていることが一番の問題なのです。金融機関の収益の源である利息を計上できないのですから、金融機関にとっては、死活問題です。


 しかし、それはあくまでも、「決算処理上のルール」であって、帳簿処理上の問題といっても差し支えありません。実態とは相違します。このことは非常にわかりづらいことです。


 それから、もう一つ。お金を貸せば通常、保証人とか、担保を取るのが当たり前です。要するに返済が滞ったときの保険とでも言いましょうか・・・。


 その保証や担保は、貸したお金以上の価値が無ければ、担保価値も、保証価値もないといわざるを得ません。株券を担保にしたりすれば、株価の変動によりその価値が下がれば、担保不足(貸したお金よりも、担保の価値が小さくなること)を起こします。その担保不足の金額を引き当てしなければなりません。要するに「損金計上」です。 


 このように、「不良債権」は、まだもらっていない利息(未収利息)を収益に計上できないことと、担保不足した債権は、その額に応じて「損金計上」しなければならないことにより、金融機関にとっては最も嫌がられる存在なのです。


 この不良債権を確定させる作業がいわゆる「自己査定」といわれるものです。